86.01.12奥多摩 三頭山1527.5m→三国山960m 日曜日 晴 単独 <コース>奥多摩駅→峰谷橋→糠指山→ツネ泣峠→三頭山→→ 今日は三頭山を北から登り、笹尾根を行ける所迄縦走する予定。三頭山と笹尾根は78.08.27以来7年半振りだ。三頭山北の尾根が氷結の急登で時間を食い、短い日脚とて三国山で日没となり下山した。しかし初めて気候も展望も良く快適な大縦走が出来た。 奥多摩湖畔の峰谷橋で下車、橋を渡り馬頭トンネルを潜ると、小河内神社入口より湖に下り、ドラムカン橋で対岸へ、釣人が2箇所程固まっている。この橋はドラムカンを浮かせて括り板を渡したもので、繋の外れた所もあり板には霜も降りぷかぷか揺れておっかない。何とかへっぴり腰で渡り終える。
(メモ) 2、軍刀利山だが、地図にも記載無い通り、多分小さな祠があったような記憶のピークがあるのがそれだろう。由緒ある立派な神社らしくカツラの大木もあると言う事をネットを調べて知った。今回は真っ暗で何にも判らず帰って仕舞った。是非ここら辺丈でゆっくり来たいものだ。軍刀利神社と大桂ー梶本さんのホームページ、木々の移ろい 3、おツネの泣き坂(ツネ泣峠):川野集落(今の奥多摩湖畔、川野辺り)に杉田入道平広重という豪族が在った。この家に"おつね"という17才の美しい娘盛りの召し使いがいた。同じ村の浄光院という寺に"香蘭"という僧がいて、この2人は恋仲だった。ところが香蘭は、三頭山を越えた西原村の寺に勤める身となって仕舞った。 おつねは香蘭に逢いたい一心から三頭山を越え、西原の香蘭のもとへ出掛けたのだが、夜の内に戻らねばならない。短い逢瀬の後別れもそこそこに、三頭山を越えて川野集落が見える坂に来ると夜が明け掛ける。おつねは主人に叱られはしないかと泣き泣き駆け下りたと言う。これが三頭山イヨ山尾根に伝わる"おつねと香蘭"の悲恋を伝える話で、今は"つね泣き峠"として民謡にも取り入れられている。(アルパインガイド1970年奥多摩版より) 私でも大変な思いの三頭山を往復したとは大したものだ。山道そのものは寧ろ今より良かったかも知れぬが。 峻険な三頭おば越え帰り来るおつね逢瀬の哀しき泣き坂
<コースタイム>出発4:30→奥多摩駅7:17→峰谷橋7:57→イヨ山9:22→糠指山10:03→ツネ泣峠10:28→入小沢の峰10:50→三頭山11:43〜12:05→大沢山12:22→槙寄山13:16→笛吹峠14:29→小棡峠15:05→土俵岳15:32→日原峠15:43→浅間峠16:19→熊倉山17:15→三国山17:38→軍刀利神社18:08→井戸18:32→帰着21:30 |