4枚の2.5万図の境目に在るので集成図を作ってから今日、5年目にしてやっと出掛ける。この山は櫛形の名の様に南北3kmに及ぶ山頂で何処から登っても大変だ。アヤメの名所とかで妻を連れて行きたいが山頂直下迄行ける林道を利用する他無い。会社の車を借り夜行で23:50出発する。
中央道釈迦堂PAで1:30休み、釜無川を開国橋で渡ろうとしたら通行止、下流の橋を渡るが道が狭く夜中なので戻る。流通団地に入りうろうろ、やっとも一つ下手の浅原橋に出る。これよりはすんなりR52に出られ、山への入口を新聞配達の方に聞く頃はそろそろ明るくなって来た。
バス道をくねくね山中へ、標高700mの平林は約100戸の山上集落だ。これより丸山林道に入る。暫くすると舗装も無くなり狭くなる。カワラナデシコを見る。池の茶屋峠よりは中々スリルのある林道だ。時々南アが望まれるが見るゆとりは無い。WCのある終点の駐車場で山支度。
センジュガンピの咲く林間を少しの登りで鞍部に、防火帯になった尾根道を北へ向かう。南アや富士の眺めが良い。カラマツが多く他にダケカンバが見事だが、サルオガセが凄く殆どの樹に取り付き枯らしている。グンナイフウロ、ヤマオダマキ、クガイソウ、チダケサシそしてアヤメが多くなる。他にクルマユリ、オオバギボウシ、イチヤクソウ、ホタルブクロ、カラマツソウ等を見る。鳥はメボソ、ウグイス、コマドリ。