丹沢湖の北の藪山に登るが、資料はゼロだ。8:06玄倉下車、玄倉林道を北上、緑と川と山々の風景が良い。川遊びの車が続々と入って来る。 　立間大橋に着くとここより始まる仲の沢林道終点に"西丹沢県民の森"が出来ている事を案内板で知る。今度妻と来て見ようと思った。 　ヤマツツジ、キリ、ヤマフジ、ムシカリの花々、ウグイス、センダイムシクイそしてカジカガエルの鳴声。9:00標高490mの地点で左に山道を見付けて入る。（登り口不明で沢から登ろうとしたが何れも急でここまで来た。） 　スギ林に入ると直ぐ山の神があった。踏跡の急登、それも無くなり鹿の糞がある笹薮の獣道になる。この間キランソウ、ヤマセリ、トウゴクミツバツツジそして地味な花だが珍しいスノキを見付けた。コマドリが鳴く。

↓大杉山より 　10:54漸く950mの弥七沢の頭に登り着く。��差460m、1kmを1:30も掛かっている。でも稜線には細々ながら踏跡があり助かる。 　コンパス、地図、高度計を頼りに南下、間も無くこのコース唯一の道標を見た。弥七沢/湯の沢乗越とあり、少し先にも弥七沢への道標があった。ギンリョウソウを見る。 　迷い易い道を獣の感じで歩き12:56細長く広い山頂の大杉山に到着、食事にする。スギの山だが東方苗地とて鹿除柵で展望あり、大石山、桧岳ひのきだっか、下方に玄倉川そして83.07.24山神峠から行って玄倉の野より引き返したがその先展望の良さそうな草地が目の前だ。

　ミミナグサ、キクムグラ、タチツボスミレ、ハナイバナ、ムラサキケマン、キジムシロ、ノミノフスマの花々、又スギ林の中にはマムシグサ、ミツマタが見られた。ミツマタに初めてお目に掛かったのは82.01.15世附権現山先のミツバ岳でだった。

↓大杉山より　桧岳と玄倉川 　戸沢の頭よりの下山、一度東南方向を目指したが藪凄く西北の尾根に向かう。鹿除柵が現われ畦ヶ丸、箒沢権現山が良く見えた。 　道無き道を下り続けると、涸沢の急降の末道に出た。棚沢に並行するもので堰堤を幾つも越え中川川に降り立つ。帰って臍の傍がチクリ、笹ダニ（マダニ）が喰い付いていた。 ＜コースタイム＞出発5:55→新松田駅7:07→玄倉8:06→山の神9:10→弥七沢の頭10:54→大杉山12:56〜13:31→戸沢の頭14:23→棚沢15:45〜16:30→中川橋16:42→帰着(不明)

＜歩いた距離＞山道8km　車道7km　計15km
＜行動時間＞8:06→16:42　歩行6:50　休止1:50　計8:40
＜掛かった費用＞￥1970
＜使用地図＞昭文社4万　丹沢　　地理院2.5万　中川/山北
＜参照＞新ハイキング誌No.445(92、11月号)
　　　　　　西丹沢県民の森→85.05.19（次回）