高尾山口駅より甲州街道を西へ行く。途中見られた花々、ムラサキケマン、セイヨウタンポポ、オオイヌノフグリ、ナズナ、イタドリ（新赤芽）、ニリンソウ、タチツボスミレ、ヒメオドリコソウ、ニワトコ、ヤマブキ等。梅の木平より榎窪川沿いに入ると、ヒカンザクラの濃赤の花が開きかヽっていた。 　土手にはスイバ、ゲンゲ、ショカッサイ、ムラサキサギゴケ、キランソウ、ヘビイチゴ、モミジイチゴ、キブシ等。中沢川に在るうかい烏山と同じ経営のうかい竹亭、老人ホーム等の前を通る。 　タムシバがリボン状の花を咲かせていた。半日陰の沢沿いではミヤマキケマン、マルバコンロンソウ、トウゴクサバノオ、ミヤマネコノメソウ、ミヤマカタバミ、エイザンスミレ、アオイスミレ、ツボスミレ、コクサギの花々、ユリワサビ、ゲンノショウコは葉のみ。 　他のハイカーと前後して12:00三沢峠着。少し先の城山湖が樹の間越しに見える所で食事にした。八王子駅で買った牛寿司が美味い。目の前のマツの切株に生える艶々した饅頭の様な茸は、後で調べたらヒトクチタケだった。タチツボスミレに混じりアカネスミレが多くなる。ワレモコウ（葉）、ヤブコウジ（赤実）、チゴユリ、ヤマツツジ（蕾）、クロモジ、クサボケ、ヤマザクラと花々は続く。 　町田市最高点の草戸山に至る。今日は八王子のOL団体が、初心者向けのオリエンテーリングをやっていた。行き交うハイカーの多い中、急な崖地の下りで3台のオフロードバイクが登って来る。先頭の1台が停まった為後続が転倒放り出される。心配する人々に度々ある事ですと平気なもの。皆感心していたが、彼等が走り去ると何でこんな所をバイクで来るのと言い出す。

↓東高尾縦走路　三沢峠付近 　エナガとウグイスの鳴いている高圧線鉄塔の芝地で休息の後、初沢川に下る。タネツケバナ、カキドオシを見て高尾霊園に出ると、シダレザクラとヤマブキが見事だった。 　高尾駅前の蕎麦屋で軽く食事、薬王院のお坊さんが6人（中女人1名）店々の前で読経、店の人がお布施をあげると、1人入って来て又一頻り唱え法螺貝を吹いて引揚げた。14km歩いたにしては妻は疲れなかったという。

＜コースタイム＞出発9:00→高尾山口駅10:44→三沢峠12:15〜12:54→草戸山13:20→高尾駅15:15→帰着17:00
＜歩いた距離＞山道7km　車道7km　計14km
＜掛かった費用＞￥4060
＜使用地図＞地理院2.5万　八王子
＜参照＞新ハイキング誌No.342　梅の木平　No.350　初沢川
　　　　　　84.03.18南高尾山稜