青山白雲  85.02.17道志 御正体山 1681.6m
日曜日 晴 単独
<コース>富士吉田駅→山伏峠→奥の岳→中の岳→前の岳→御正体山→牧の沢山→ブドウ沢峠→岩下の丸→道坂峠→都留市駅

御正体山  御正体山は79.05.05以来5年10ヶ月振りの再訪だ。山伏峠でバスを降り、山中湖高原ホテルへ向かう。

 道標は無いが森林浴コースと書いた新しく切り開かれた道があり、間も無く道志〜丹沢の稜線に登り付く。熊笹の山伏峠を西へ、山中湖、三国山稜、富士等が見えて来る。富士は頂上付近に雪煙を上げている。

 凍った道を注意しながら上下、8:45寺沢の頭に着く。奥の岳へ、測量の為か道は良い。樹間堂々と見えていた山は中の岳、次の前の岳も中々だ。以前下って来た時は碌に後ろを見てなかったのか、こんな印象は無かった。

 前の岳を過ぎて初めて御正体山が拝めた。直ぐ傍の裏丹沢、大群山に犬越路から登った時の感じとそっくりだ。

 この間西側大伐採で石割いしわれ山〜鹿留ししどめ山を前景として富士を据えたパノラマだ。山頂は展望無いので一番良さそうな所で景色を眺めながら10:13昼食にする。これより段々ブナが現れ出し、ミズナラ、ツガ、モミが混じる。サルオガセ、サルノコシカケ、ホコリタケを見る。

 10:53広々とした御正体山々頂はマコゼンの丸と言う様に、逆くの字型の平頂に、ブナの巨木主体の明るい疎林で、青空や遠くの山々が樹間を透かして見え、30cm余の雪と相俟って幻想的だ。

 ↓中の岳より石割山と富士
中の岳より石割山と富士  以前来た時は新緑一歩前の訪れだったが、こんな良い山頂とは感じられずすたすた通過したのは何故か?

 小休止の後北東尾根に入る。右手は道志七里の彼方に大群山、畦ヶ丸、菰釣山等が連なる。急降を続けると白井平分岐へ出た。壊れたベンチがあり、エナガがジュリジュリと飛び交っていた。

 少しで左手伐採、三っ峠が良い。牧の沢山は判らぬ儘通過、明大ワンゲルの道標の立つブドウ沢峠に乗越道は無い。風を避けしばしトカゲ。

 ↓鹿留山と遠く三っ峠
 東側は2〜3mのマツの植林になる。13:04樹林静頂の岩下の丸に立つ。

 ガンギ沢の頭は平で長く一部草原、西大伐採でほぼぐるりと展望され、延々歩いて来た北東尾根が見渡せる。

 北には奥道志主脈西の今倉山が山伏峠より高く頭をもたげ、丹沢では大群山、鳥の胸山等が良く見え、その奥に蛭ヶ岳や桧洞丸が霞んでいる。

 道坂峠より今倉山に少し登った地点で大群山を眺めながらバス待ちの時間調整、午後は16:49の一台しか無い。

 ↓御正体山頂のブナ
<コースタイム>出発4:30→富士吉田駅7:12→山伏峠8:00→寺沢の頭8:45→御正体山10:53→ガンギ沢の頭13:47→道坂峠14:43→道坂トンネル16:49→都留市駅17:27→帰着20:00

<歩いた距離>山道14km
<行動時間>8:00→16:13 歩行5:40 休止2:30 計8:10
<掛かった費用>¥4230

<使用地図>昭文社6万 富士/五湖  地理院2.5万 都留/御正体山
<参照>新ハイキング誌No.347 御正体山のすべて  No.326 東北尾根  甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p42

 ↓御正体山頂のブナ
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 ↓岩下の丸より御正体山














 ↓大群山、手前は鳥の胸山