御正体山は79.05.05以来5年10ヶ月振りの再訪だ。山伏峠でバスを降り、山中湖高原ホテルへ向かう。
道標は無いが森林浴コースと書いた新しく切り開かれた道があり、間も無く道志〜丹沢の稜線に登り付く。熊笹の山伏峠を西へ、山中湖、三国山稜、富士等が見えて来る。富士は頂上付近に雪煙を上げている。
凍った道を注意しながら上下、8:45寺沢の頭に着く。奥の岳へ、測量の為か道は良い。樹間堂々と見えていた山は中の岳、次の前の岳も中々だ。以前下って来た時は碌に後ろを見てなかったのか、こんな印象は無かった。
前の岳を過ぎて初めて御正体山が拝めた。直ぐ傍の裏丹沢、大群山に犬越路から登った時の感じとそっくりだ。
この間西側大伐採で石割山〜鹿留山を前景として富士を据えたパノラマだ。山頂は展望無いので一番良さそうな所で景色を眺めながら10:13昼食にする。これより段々ブナが現れ出し、ミズナラ、ツガ、モミが混じる。サルオガセ、サルノコシカケ、ホコリタケを見る。
10:53広々とした御正体山々頂はマコゼンの丸と言う様に、逆くの字型の平頂に、ブナの巨木主体の明るい疎林で、青空や遠くの山々が樹間を透かして見え、30cm余の雪と相俟って幻想的だ。