休んでいる青年、王岳から精進湖へと言う。山頂辺りは雲に包まれぱっとしない天気ですねと、お互いに苦笑い。
鍵掛峠ではごうごう凄い風で、有りったけの上にヤッケを着けても未だ寒い。
稜線は雪10〜20cm位で鳥、獣以外にトレースは無い。霧氷が草木に付き美しいが、果して通過出来るかどうか心配で何度も引き返えそうと思ったが、折角来たのだから行ける所迄と覚悟を決める。
10:36鬼ヶ岳着、南へ下がって見たが道が酷いので止め、縦走路に向かうと金山辺から危ない所も無くなりほっとする。
樹間に西湖がきらきら輝いている。分岐より節刀ヶ岳へ、樹林の狭い頂上だった。天気は回復に向かっているようで四囲がだんだん見えて来た。
縦走路に戻ると20名位のパーテイに逢う。振り返ると節刀ヶ岳が高い。大石峠も吹き曝しで駆け足だ。
バス待ちの地元のおばあさんとの話で、この辺寒いが西湖に較べると良い方だそうだ。山は道楽じゃないと登れないよねと言うので、気狂いじゃないと登らないんですよと答える。変な返事?
<歩いた距離>山道16km 車道6km 計22km <行動時間>8:06→16:00 歩行6:40 休止1:10 計7:50
<掛かった費用>¥5700
<使用地図>昭文社6万 富士/五湖 地理院2.5万 河口湖西部/鳴沢 <地名の異称>節刀ヶ岳→雪鳥ヶ岳(雪鳥→ホホジロ) 節三郎岳→中ッ頭山 新道峠→見付峠 ↓雲煙の十二ヶ岳、鬼ヶ岳、節刀ヶ岳 <参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p210〜212 81.05.25節三郎岳→御坂黒岳→御坂山
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