崖地ではイワボタン、ヤマネコノメソウ等が多い。又白小花のマルバコンロンソウ、ミツバコンロンソウ等。トウゴクミツバツツジは今が盛りだ。フキ、マムシグサ、ヒカゲスゲの花、鹿だろうか? 大型獣の骨があった。
↓織戸峠の原生林
右へ登る道があり入ってみる。816m峰を経て毛出峠に出ると思われる。展望の良いヒノキ幼木地で休憩。権現山、三国山これから行く椿丸、菰釣山等が一望だ。エイザンスミレが咲く。
戻って下り着いた地蔵平は小社のある広い明るい所だ。貯木場があり、その奥に見える甲相国境尾根を見上げながら林道を行く。 昭文社の地図上の道は廃道化したらしく延々とくねる車道を辿る他無いが、登るにつれ眺めも良く退屈はしない。代償として伐採、植林による自然林景観の破壊は凄い。
ツボスミレ、ミツバツチグリ、ミヤマキケマン、タネツケバナ、セイヨウタンポポ、モミジイチゴ、ヤマネコヤナギ、キブシの花々、崖地にはヤマハンノキ、ヤシャブシが植えられている。標高800m位からは原生林が残されている。ブナやモミの大木が現れると"菰釣学術参考保護林"とあり、123haあるそうだ。 |
日当たりの良い所にはゲンノショウコが生え、崖よりちょろちょろゴム管を通して水が流れ茶碗が置いてあった。12:00富士見峠に立つと、富士がうっすら見える。良い道は左へと下がって行くが、通行止の真直ぐの道に入る。荒れており人も危ない道だ。織戸峠方向展望地で食事にする。アオバトがワオーと鳴くのみの深山だ。
林道は間も無く沢で行止りとなる、対岸へは行けそうも無いので食事地点迄引き返し、下に見える道迄植林を分けて下りる。古い峠道だった。ブナの巨木で沢を渡り細々と断続する道を行く。ガレ地で急登し稜線に出た、織戸峠の少し菰釣山寄りだった。峠はブナを始めとする原生林で今迄歩いた西丹沢で一番好もしい所だ。
↓丹沢湖
ミヤマシキミの咲く踏跡を13:50椿丸に着くが、東西に長い尾根上の分岐点に過ぎなかった。南下してみる。 腿にちくっと痛みが走り見ると1cm位のダニが喰い付いていた。この後小さいのが次々と服に付くが、下丈なのでササダニらしい。約300mで漸く居なくなる。
トウゴクミツバツツジ、ミツマタ、エンレイソウの花を見て、TV-ANTで樹林が切れスギの稚樹となる。尾根末端に来たらしい、サンショウが大量に生えている。南西に下ると踏跡が見付かり世附川に急降。これより延々13km、2:20の林道歩きが始まる。ウワバミソウ、ニワトコ、ヤブツバキの花。丹沢湖畔では美しい新緑の風景をカメラに収める。 |
一口メモ:ヤマヒル対策=塩水に浸したタオルを、脚の回りに巻く。ヤマヒルはナメクジと同じで塩に弱い。
<コースタイム>出発6:55→新松田駅7:07→細川橋7:30→二本杉峠9:23→地蔵平10:40→富士見峠11:56→織戸峠13:20→椿丸13:46→林道15:27→尾崎17:57→帰着21:00
<歩いた距離>山道12km 車道21km 計33km
<行動時間>7:30→17:57 歩行9:30 休止1:00 計10:30
<掛かった費用>¥2020
<使用地図>昭文社4万丹沢 地理院2.5万御正体山/中川/駿河小山/山北
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