84.03.18奥多摩 南高尾山稜
日曜日 晴 単独
<コース>高尾山口駅→稲荷山→大垂水峠→大洞山→中沢山→泰光寺山→峰の薬師→津久井湖→橋本駅
今年は雪が多く今月も14、16と降り、この後19、20と降っている。奥多摩、鷹巣山では2mの積雪で雪崩転落し捜索中。2月8日には丹沢、菰釣山で疲労凍死が起きている。しかしここ南高尾では雪も20〜50cm程度で、大洞山からの第一級の眺めと静けさがあった。
稲荷山のあずまやで身支度を整え段々多くなる雪に備える。高尾山手前で大平林道への道標より小径に入ると、やがてカーブミラーのある林道で等高線沿いとなる。間伐されて明るいスギ林や落葉樹林の良い雰囲気の道だ。 崖にはイワガネゼンマイを始め常緑のシダが多く見られ、夏にも良いコースだ。8:42大群山と道志の山々の間に富士が覗く地点で、腰掛によい輪切りの木が幾つかあり、ここで朝食にする。これから向かう南高尾山稜の大洞山や中沢山等も手前に見える。
これより一旦少し下り大平への道を分け登ると、裏高尾縦走路の道標。ヤマドリの雌が目の前の崖にいた。大垂水峠に出ると車が煩い。反対側に案内図、南大平歩道2kmとある。 ザクザクの雪を行くと林道に合わさり、道標で右に登ると稜線に出た。大洞山頂の展望は無い。しかし少し先へ下ると丹沢〜大菩薩が大展望、そして手前に石老山が左右に長く、下には津久井の街が霞んでいる。
雪は50cm位だが良い道で、ピークは直登路と捲道に大体分かれる。中沢山は南の肩より登り、観音様のある小静頂だった。南下5分で展望地に出るらしい。南西の捲道となり足下に津久井湖を見ながら歩く。 左方の鞍部より500mのピークに登ると東方の眺めが素晴らしい。湖の鼻に一列の点々あり、ビノキュラーで見ると水鳥だった。トンビが2羽悠々と飛んでいる。
泰光寺山は知らずに過ぎ、三沢峠は広い樹林の中。少しで東高尾縦走路、草戸山(町田市最高点364m)への道を分ける。林道に出てから右へ入る道が北参道で、峰の薬師奥の院だ。途中城山湖が左に、新緑の頃が良さそうな道だ。 随分前未だ山登りしない頃我家3人で湖から来た事がある。ジグザグの急降で畑地に出ると、オオイヌノフグリが小さくコバルトブルーの花で春一番に迎えてくれた。振り返るここからの泰光寺山の山容は堂々としている。
<コースタイム>出発5:55→高尾山口駅7:16→稲荷山7:52→大垂水峠9:32→大洞山10:06→中沢山10:45→500mP、11:10〜11:40→奥の院12:24→クラブ前13:08→帰着14:40
<歩いた距離>山道12km 車道6km 計18km
<行動時間>7:16→13:08 歩行4:40 休止1:10 計5:50
<掛かった費用>¥900
<使用地図>昭文社4万 高尾/陣馬 地理院2.5万 与瀬/八王子/上溝
<地名の異称>中沢峠→浅川峠 西山峠→西原峠 泰光寺山→高山、善光寺山 三沢峠→追分
前へ
上へ
次へ
目次へ
青山白雲へ
リンクへ
|