青山白雲  84.02.19丹沢 鍵沢東尾根
日曜日 晴 単独
  <コース>本厚木駅→広沢寺温泉入口→キャンプ場→683mピーク→キャンプ場→広沢寺温泉入口→本厚木駅
 今冬、今迄5回も降った雪が深く三峰山迄の予定が、1/3も行けず退却した。これを書いている02.26も盛んに降っている。

鍵沢東尾根  広沢寺温泉入口で下車、鐘ヶ岳への道を右に分け玉川沿いの道は広沢寺先で大沢川沿いとなる。

 急に雪が深くなり身支度する。道には往復したスキーの跡や鹿の足跡があり、並行する鹿除柵は下の方に穴が掘られここから出入りするみたい。

 岩間に小社のあるお釜弁天を過ぎると、左に七曲峠経由日向薬師への道を分ける。

 ↓三峰山
三峰山  キャンプ場管理棟手前の道標より、右手の山裾に取り付く。82.08.08鐘ヶ岳より山の神峠経由で登った尾根に東より向かう事になる。

 整備された木の階段を急登、杉林を抜けると明るい雑木のじぐざぐになり、後ろに日向山の尾根、その彼方に相模平野、江ノ島等が見えて来た。

 稜線に着き鹿除柵沿いに登る、雪は益々多くなり常時膝まで、所に因っては胸迄となり難行する。辺りはカヤ、アカマツ、クロマツ、カラスザンショウ等の大木、アセビ、ヒメシャラ、ヤマハンノキ、ツルマサキ等の原生林で、行手高く遠くに大山、北の近くには鐘ヶ岳が望まれる。

 ↓大山
大山  尾根の痩せた所は非常に危なく木の枝でピッケル代わりにする。516、570、610各ピーク共展望良く見晴広場Bに立つと平野一望だった。ベンチの雪を払い食事、疲れてもう引き返そうと思った。

 この先シイやモミの大木が繁り常緑とて下に雪が無い。すりばち広場迄行くが水辺の広場への道は定かでなくUターンする。

 自分のトレースを辿るのがこんなに楽だとは! 同じ道もと思い610mピークよりひょうたん広場へ下りる。猪や鹿の足跡あり、野兎の特徴のある跳んでいるのもあった。あずまやが在りアカマツ、モミの巨木が立つ平坦地、ひょうたん広場に出る。木の階段で下りた所は大沢川で水辺の広場よりの道に合流する。

 厚木市営のキャンプ場からは沢沿いのハイキングコースもある。管理棟に着くと先程のスキーはここの物置を往復していた。ベンチで一休み、ぴっぴっと鳴く頬の白い小鳥はヒガラか? お釜弁天の先の沢の対岸に50m余の断崖があり、クライマーが10人程練習、広沢寺を過ぎるとスケッチする人も見られた。

(追記)
1、この日、新ハイキングのパーテイー9名も、三峰山へ反対側の煤ヶ谷より向かうが、小社より引き返したと言う。
2、今年に入ってからの東京地方の積雪。
 01.19、21cm
 01.21、5cm
 01.31、2〜3cm
 02.13、2〜5cm
 02.18、30cm
 02.26、10cm
3、02.12植村直己さん、北米マッキンリー山の厳冬期単独初登頂成功後、消息を絶ち遭難死された。 79.12.31雲取山〜飛竜山、の注参照

<コースタイム>出発5:55→本厚木駅6:24→広沢寺7:03→管理棟8:01→683mP、10:23→すりばち広場11:06→管理棟12:54→広沢寺13:46→帰着15:00
<歩いた距離>山道6km 車道8km 計14km
<行動時間>7:03→13:46 歩行6:00 休止:40 計6:40
<掛かった費用>¥920
<使用地図>地理院2.5万 厚木

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