時坂峠道、ツリフネソウ、リュウノウギク、ノコンギク等残花細々ある中、紅葉も終り落葉を踏み締めて登る。 浅間嶺直前の道標より少しで高原状の地に着くと、南北に山々を見る清々しい所だ。道は南を捲き北へ登ると天領山という雑木の平頂だった。平に暫く行くと松生山。浅間嶺以西に較べ静かなる山域に入る。
コウヤボウキとリンドウが咲き、ムラサキシキブとガマズミの実。藪道で迷うが尾根先を遠望して修正、八城四山? という不明の杭が転がっている。
良くなっていた道は又藪になり何回か杉林に逃げる。やがて杉林の中の良い道になり、701m峰少し下った所で南方が大展望。これより向かう万六の頭が眼前に堂々の根張りだ。
植林境を急降の末集落へ、南秋川沿いに西少しで柏木野バス停、川を渡ると山葵田より形の良い滝が落ちている。
祠のある稜線に着くともう12:53だ。日当たりの良い万六の頭直下で食事。この後山頂へ、ゴミ一つ無い小平地だった。万六尾根も終りに近い927m峰先より奥多摩三山が素晴らしく、靄っているのでスケッチにする。
15:22笹尾根に出る、78.08.27登らなかった茅丸へ、樹林静頂。生藤山、三国山と訪れサクラ並木の尾根を南下、甘草水分岐、佐野川峠と展望良し。小さな神社より急降、竹林から標高570m、数軒の登里集落へ、バス停に16:50、待ち時間は大分あるので藤野駅迄6kmを歩く。