青山白雲  83.08.28奥多摩 万六の頭883m→刈寄山687.3m
日曜日 曇時々晴 単独
<コース>五日市駅→柏木野→万六の頭→連行峰→醍醐丸→市道山→刈寄山→今熊山→今熊→八王子駅

 五日市駅でバス待ちの間に、開いたばかりの土産物屋で獅子口屋製の山葵を買う。帰って食べると余り辛くも無く太いのが一杯で一味違い美味かった。柏木野下車、陣馬山、生藤山ハイキングコースの道標あり、南秋川を小橋で渡ると直ぐヒノキ、スギの中を登る。

 キンミズヒキ、ヤマセリ、ガンクビソウ、アカソ、ノブキ、ヤマホトトギス、ミズヒキ、ママコナ、ヒヨドリバナ、アキノタムラソウ、ノコンギク、ツリフネソウ、ツユクサ、ヒナタイノコズチ、ヤマハギ、イヌハギ、ナンテンハギ、タマアジサイの花々、キバナアキギリは咲き始め。

 小広い地点を過ぎるとまもなく稜線に登り付く。道は乗越しており大杉の下に小社があった。これより南に万六尾根を辿る。ツクツクボウシが鳴く。10:32西方ヒノキの低木になり展望地に出る。万六の頭を捲いているらしい。ノアザミ、ヘクソカズラ、ヤマホタルブクロ、アキノキリンソウ、ウツボグサ、クズ、ヤマノイモ、シモバシラ、ツリガネニンジンの花々、そして白くぶつぶつのある茸、帰って調べたらシロオニタケだった。今日はこの他色々の茸を見る。

万六の頭→刈寄山

 11:04西方大伐採地に出たので、切株に腰掛けて食事にする。クロフアゲハやモンキ、モンシロ等5種類位の蝶が舞う長閑な所だ。遠くでミンミンとヤブサメが鳴く中出発、そろそろ笹尾根近しの感じになったので捲道を避け直上し連行峰に登り着いた。ここ迄で約3:00。この辺で見られた花、レンゲショウマ、フシグロセンノウ、オクモミジハグマ、ゲンノショウコ、マルバダケブキ。

 笹尾根を東へそして醍醐丸より吊尾根に入る。この辺83.02.13に来た時は無かった"自然環境保全地域"の看板が所々にあり、万六尾根〜吊尾根(小坂志川を囲む地域)は原生林が残されるらしい。東京では少ない野生猿の生息地として、2群、100匹前後が確認されているという。キキョウ、ナガバノコウヤボウキ、カシワバハグマの花を見る。

 市歩地いっぽちより峰見通りへ、名と違い草深く展望が無い。そしてどのガイドでも言及しているように小瘤の登降激しく戸倉三山(臼杵、市道、刈寄)を縦走するのはかなりのアルバイトだ。やっと北方伐採で展望地に出る。丹沢湖よりの新設された送電線、新多摩線が通りその大鉄塔が数ヶ所あり、芝地で休憩には良い。

 トッキリ場より北上、北沢峠、入山峠を経て林道を横断すると、女性4人が迷っており刈寄山を教え分岐点迄同行する。静頂の刈寄山で暫し休憩、この先山上というのにお墓が3基もあった。ヒグラシが鳴き出し、遠くから盆踊りの太鼓が聞えて来た。道は幅広くなり左上少しで今熊山へ、立派な神社が建っている。バス停18:17着陽も暮れて来た。

<コースタイム>出発6:11→五日市駅8:31→柏木野9:07→万六の頭10:32→連行峰12:20→醍醐丸13:02→市歩地14:47→トッキリ場15:53→刈寄山16:31→今熊山17:29→今熊18:17→帰着20:10
<歩いた距離>山道22km 車道1km 計23km
<行動時間>9:07→18:17 歩行8:00 休止1:10 計9:10
<掛かった費用>¥1950(中、山葵300)
<使用地図>昭文社5万奥多摩  4万高尾/陣馬  地理院2.5万五日市/与瀬

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