やがて山道に入ると右下方に秦野峠越の車道が沢沿いに大分延びて来ている。
ノカンゾウ、ヒオウギ、カワラナデシコ、ノアザミ、ウツボグサ、ヤマユリ、ミズヒキ、オカトラノオ、ヤマホタルブクロ、ダイコンソウ、アカショウマ、ガクアジサイ、ネムノキの花々、トラツグミがひっそり鳴き他にウグイス、コマドリ、ホトトギスを聞く。
反対の大ブナの頭も藪が凄く敗退、約1時間を費やす。山神峠は蛭ヶ岳を望み静かで良い峠だ。北へと下ると小沢で時に危うい他は平らな良い道だ。
ベンチの傍にウバユリが1本咲いていた。その先水場のある平坦なキャンプ適地があった。オトギリソウ、サワギク、タマアジサイ、ヤマアジサイ、フジウツギ、リョウブの花、マムシグサ、ハナイカダの実。ヒグラシが鳴き出した。
雨山峠より茅の木棚の頭に向かうとキンレイカ、ヤマハハコ、バライチゴ、ミヤマナミキ、アキノタムラソウ等を見る。鎖上下で鍋割峠へ、少し先の草地は展望が良い。ヤブサメがジャージャー鳴き出した。
15:57鍋割山着、富士と愛鷹山が良く見える。富士には笠雲が一瞬の間に掛かったり消えたりしている。これより大した上下もなくブナ主体の良い道だ。
時々木札があり、長い事判らなかった蔓草ツルマサキと判る。山ではありふれて何時も見ているのだが、どの図鑑の図版、写真もはっきりせずピンと来なかった。金冷しより大倉尾根を下山する。
<コースタイム>出発5:55→新松田駅7:18→玄倉8:05→山神峠11:32→林道13:22→雨山峠14:34→鍋割山15:57→金冷しの頭16:56→大倉18:58→帰着20:20
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