青山白雲  83.07.24丹沢 山神峠越→鍋割山稜
日曜日 晴 単独
<コース>新松田駅→玄倉→山神峠→雨山峠→鍋割峠→鍋割山→小丸→大丸→大倉→新松田駅

山神峠越→鍋割山稜  玄倉集落の坂を登って行くのもこれで三度目だ。道より少し低い一軒の茅葺屋根に、一面野草が咲き乱れてとても屋根と思えない。

 やがて山道に入ると右下方に秦野峠越の車道が沢沿いに大分延びて来ている。

 ノカンゾウ、ヒオウギ、カワラナデシコ、ノアザミ、ウツボグサ、ヤマユリ、ミズヒキ、オカトラノオ、ヤマホタルブクロ、ダイコンソウ、アカショウマ、ガクアジサイ、ネムノキの花々、トラツグミがひっそり鳴き他にウグイス、コマドリ、ホトトギスを聞く。

 ↓鍋割山稜より主脈と箒杉沢
鍋割山稜より主脈と箒杉沢  山神峠手前で地図には平坦に見える玄倉の野に至る鞍部への道があり行ってみる。大勢歩いた形跡があるが展望は無い。

 反対の大ブナの頭も藪が凄く敗退、約1時間を費やす。山神峠は蛭ヶ岳を望み静かで良い峠だ。北へと下ると小沢で時に危うい他は平らな良い道だ。

 ベンチの傍にウバユリが1本咲いていた。その先水場のある平坦なキャンプ適地があった。オトギリソウ、サワギク、タマアジサイ、ヤマアジサイ、フジウツギ、リョウブの花、マムシグサ、ハナイカダの実。ヒグラシが鳴き出した。

 ↓大倉尾根より大山と三の塔
大倉尾根より大山 三の塔  一旦玄倉林道に出て少しで雨山峠への道に入り、滑り易い桟道を注意して登って行く。79.07.23の時に比べイワタバコの花が少なくなったような気がする。

 雨山峠より茅の木棚の頭に向かうとキンレイカ、ヤマハハコ、バライチゴ、ミヤマナミキ、アキノタムラソウ等を見る。鎖上下で鍋割峠へ、少し先の草地は展望が良い。ヤブサメがジャージャー鳴き出した。

 15:57鍋割山着、富士と愛鷹山が良く見える。富士には笠雲が一瞬の間に掛かったり消えたりしている。これより大した上下もなくブナ主体の良い道だ。

 ↓大倉尾根より愛鷹山と富士
大倉尾根より愛鷹山 富士  ノイバラ、シモツケ、ヤマオダマキ、ウツギ、ヤマボウシ、イボタノキの花、アセビの実。小丸を過ぎると主稜方向の展望が良い。

 時々木札があり、長い事判らなかった蔓草ツルマサキと判る。山ではありふれて何時も見ているのだが、どの図鑑の図版、写真もはっきりせずピンと来なかった。金冷しより大倉尾根を下山する。

<コースタイム>出発5:55→新松田駅7:18→玄倉8:05→山神峠11:32→林道13:22→雨山峠14:34→鍋割山15:57→金冷しの頭16:56→大倉18:58→帰着20:20

<歩いた距離>山道30km 車道1km 計31km
<行動時間>8:05→18:58 歩行9:30 休止1:30 計11:00
<掛かった費用>¥1240
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万 中川/大山/山北/秦野

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