バスを中川温泉で下車、北上し大滝橋より大滝峠への東海自然歩道に入る。オカトラノオ、ヤマブキショウマ、ヤマホタルブクロ、サワギク、ウツギ、コゴメウツギ、ヤマアジサイの花々。ベンチのある小尾根を越すと鬼石沢避難小屋に着く。 　指導標を見誤ったか行手の尾根道に入るが、何時までも捲きながら上下、仕舞いには尾根通しの急降になる。おかしいと引き返し小屋手前の藪尾根を登り小瘤を3っ越すと東歩が登って来た鞍部に出た。 　ウグイス、コマドリ、ヤブサメ、ツツドリ、ジュウイチ、ホトトギスの声がする、カヤ、ブナ、ミズナラ、ヤマハギ、ニシキウツギ、ヤマツツジ、ヤマボウシの木々。鐘形赤花を下向きに着けたハンショウズルが多い。 　そんな事で大滝峠上の地点で11:50になり、大群山迄の予定は無理と白石峠で下山にする。（東歩はこれより少し南下して城ヶ尾峠に向かうが、沢を何度も横断するこのコースは台風の度に寸断される為、その後畦ヶ丸経由に変更されたという）畦ヶ丸直下の菰釣山が見えるザレ地で12:29食事にする。

　国境尾根に向かうとヤブサメに混じってエゾハルゼミの鳴声が凄い。モロクボ沢の頭より北上、バンギ沢の頭と書かれたシャガクチ丸は樹林小頂。シシガシラ、クジャクシダが見られる。樹を伝い登るゴトウズルの白い飾花が美しい。

↓天を摩して聳える箒杉 　ベンチのある1240m峰は道志方面が展望され、水晶沢の頭は樹林平頂だった。2.5万図では次の1307m峰を破線路が横切っているが白石峠はその先の鞍部だ。この辺大理石が多くこの名がある。他に県指定天然記念物として菫青石、ベスブ石等ありの表示がされていた。 　実を付けたフサザクラを見ながらゴロ石の道を下ると、未だやってないキャンプ場に出る。ノアザミ、ニワトコそして白いマタタビの葉が目を惹く。キツリフネの咲く西丹沢のバス停に着くと樹齢2000年の箒の大杉が巨大だ。（根周り16m高さ60m）

＜コースタイム＞出発5:55→新松田駅7:18→中川温泉8:26→大滝峠上11:50→畦ヶ丸12:29〜12:50→白石峠14:55→西丹沢17:30→帰着20:30
＜歩いた距離＞山道15km　車道8km 計23km
＜行動時間＞8:26→17:30 歩行7:40　休止1:20　計9:00
＜掛かった費用＞￥1970
＜使用地図＞昭文社4万　丹沢　　地理院2.5万　大室山/ 中川