青山白雲
  83.05.15富士山 小富士1970m→西大鶴1394.5m→矢筈山1260m
日曜日 前夜発日帰 晴 単独
<コース>御殿場駅→太郎坊→小富士→西大鶴→矢筈山→籠坂峠→御殿場駅

小富士→西大鶴→矢筈山

 22:53御殿場駅下車、ほぼ直線の車道を富士へ向かい、24:30自衛隊滝ヶ原駐屯地に着く。地図上途中交番より行ける道があるが見落とし大分行った先の林道からと思ったが、東富士演習場につき侵入禁止とあり、夜は大丈夫とは思うが結局この御殿場口登山道を行く事に。ジュウイチとトラツグミが鳴く。
 ↓御殿場〜須走登山道1600m辺より
御殿場〜須走登山道1600m辺より  2:30太郎坊着。3:30、2合目の駐車場でセーターを着て夜明けを待つ。何台かの車もエンジンを掛けて駐車していた。4:00空が明るんで来たので、ラーメンで朝食、4:30に出発。

 西〜南に山頂、宝永山、其の他の側火山が見られるが、これより登る小富士も側火山の一つだ。朝陽の方向には三国山稜が靄っている。

 山腹を北へ向かうが、道は特になくこの辺は傾斜も緩く何処でも歩ける。只沢は全て涸れているがえぐれの酷い所では迂回する。気象庁職員遭難慰霊碑を過ぎるとオンタデ、イタドリ、フジハタザオ、(注)ミヤマヤナギ、イワオオギ等を見る。ヒバリ、ウグイス、キジが鳴き出す。何のテストか植木鉢に付近の植物を植えたものが点々とある。石砂の流下が激しく草木の育つ暇がないようだが、森林は所によりもっと上迄ある。

 1451m峰と思われる小高い地点に立つと、南方愛鷹あしたか山が壮大だ。オキナグサに久し振りに対面、他にシロバナノヘビイチゴ、コスミレ、ベニバナイチヤクソウ、レンゲツツジ、ミヤマハンノキ、ミヤマヤナギの花々。トウゴクミツバツツジが一株だが山では珍しく沢山の花を附け、カラマツの風衝樹形等富士をバックでカメラに収める。
 ↓小富士 小絶頂より
小富士 小絶頂より  岩だらけの涸沢で何回か迂回させられながら、6:50須走口登山道に出た。荒れていて車は通れない。これを登る内、森を通して目指す小富士の稜線が見えたので、中に入る。陽樹、陰樹半々で明るい。下草は蔓、茨、笹等の藪が無く何処でも楽に歩ける。

 ダケカンバ、シラビソ、コメツガ、ナナカマド、ハウチワカエデ、ウリカエデ、イタヤカエデ、シャクナゲ、フジザクラ、オオカメノキの木々、草はコウモリソウ、カニコウモリが多い。その他マイズルソウ、コケモモ、シロバナエンレイソウ等・・・

 7:48小社のある小富士山頂へ、半月形の山中湖が眼下だ。カラマツの新緑、シラビソ主体でダケカンバの点在する森では小鳥達のコーラス・・・充分の休息の後出発。ケルンのある方に下ると滝沢林道の終点に出て仕舞う。涸沢を横断小富士よりの稜線に戻る、スゲの点在する気持の良い大草原だ。
 ↓小富士〜西大鶴より
小富士〜西大鶴より  東下方にこれから行く山と言うより丘が望まれ、読めぬ指導標から森に入る。ブナ、ミズナラを主体とした明るい森でオシダが多く他にエンレイソウ、マムシグサ、林縁ではキケマン、カントウタンポポ、クサボケの花。メギの小木が多い。

 この辺大分迷うが大体の方向に向かい歩き、やっと大和原と大洞堀の接点に出た事が判り車道を南へ登る。鞍部より西大鶴へ、自衛隊の道路を東へ、南下地点で直進の山道へ。突当り左折で県境の尾根に乗れた。ドウダンツツジが多く、ヤマシャクヤクがふっくらと白い蕾を付けていた。

 樹林の切れた峠で一服、フデリンドウ、ヤマセリ、サンショウ、クロモジ、コゴメウツギの花、ハナイカダは蕾。12:30矢筈山着、少し東が良い展望地だ。次の1194m峰も山中湖方面、鹿留ししどめ山〜石割いしわれ山そして鉄砲木の頭、箱根、愛鷹、無論富士山頂と今日一番の360°だった。そして荒地にはフジアザミが咲く。籠坂峠に着く頃俄かに悪天となり以後雨となる。

<コースタイム>出発21:07→御殿場駅22:53→駐車場3:30→小富士7:48→
           籠坂峠13:43→帰着18:00
<歩いた距離>山道16km 車道25km 計41km
<行動時間>22:53→13:43 歩行11:50 休止3:00 計14:50
<掛かった費用>¥2080
<使用地図>昭文社6万 富士/5湖  地理院2.5万 須走/印野/御殿場
(注)フジハタザオ(アブラナ科):富士山固有種ではない。中部、高山、砂礫地。

前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲   リンクへ