青山白雲  83.04.24大菩薩
 御前ごぜの頭958.2m鳥屋とやの丸1205m→野脇の頭1498.6m
日曜日 晴 単独
<コース>大月駅→間明野まみょうの→御前の頭→鳥屋の丸→野脇の頭→中村→大月駅

御前の頭→鳥屋の丸→野脇の頭  相模湖駅の"かんげいさがみこ"字型のツツジが咲き掛けている。大月で笹子行バスを下真木で下車し北上、木造の三階屋があった。振り返ると高川山が見事だ。ヤマブキ、ハハコグサ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、モミジイチゴ等の花々を見ながら7:30間明野に着く。

 82.11.21馬立峠よりここへ出たのだが逆だと判らない。一軒の奥さんに聞いて真木川へ下り、丸木橋を渡り対岸の畑へ、然し山道は判然とせず結局峠の少し北へと掻き登る。

 この先ピークが3っ連らなり一番手前は庭園状でトウゴクミツバツツジが咲き、滝子山が見えた。スミレ、コスミレ、ヤマハンノキ、アセビ等がチラホラ咲く。3っ目の瘤が御前の頭らしい。黄色いヒカゲツツジが咲いていた。

 微かに断続する踏跡を辿り幅広い稜線を左折、北に鳥屋の丸が高い。ヤブレガサの若葉が可愛く沢山出掛かっている。エイザンスミレ、イヌシデ、マメザクラの花。山頂迄測量の為の境界切開きで歩き良くなった。

 ↓御前の頭より滝子山
御前の頭より滝子山  9:40樹林の鳥屋の丸着、藪が酷くなるがやがて西側大伐採地に出る。滝子山〜黒岳が一望、手前に山頂が開けた中双里は野脇の頭から行けそうだ。ブナの巨木が多くなる。鳥はウグイス主体にツツドリ、コマドリ、シジュウカラ、ヤマガラ等・・・

 コメツガ、ハリモミが見られるようになりカラマツの植林地もある。11:26樹林静頂の野脇の頭へ。北へと藪を分けるとイヌシデ等の立木が点在する小広い草原になった。

 この先にも草原があるが、藪も凄く雁ヶ腹摺山は遥かに遠く高いのでここ(吹切峰手前)迄として大休止。樹間から破魔射場丸が見える他赤テープ一つ無い山域だ。

 ↓吹切峰より破魔射場丸
吹切峰より破魔射場丸  金山峠を目指すが密藪には参る。木に登って見ると大分ずれており、修正するが精力も尽きて来たので中村方向へ下山する。涸沢より中村川に出る。ゴロ石伝い、山道そして寸断された林道を歩くようになる。

 この辺で見られた花々ハシリドコロ、シロバナエンレイソウ、ミツバツチグリ、スミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレ、アオイスミレ、フモトスミレ、ダンコウバイ、キブシ、クサギ、ヤマネコヤナギの雄株、雌株そしてふきのとう。

 集落最奥の家よりやっと良い道になった。ブタを飼育しており各家にサイロが建つ。間も無く車が拾ってくれ駅迄送って戴けた。駅前でスナックを2軒やっている方で、ブタの餌を貸農園用に貰いに来た所だそうで、山梨や武田遺跡の話などするうちに着き感謝!

<コースタイム>出発4:30→大月駅6:22→下真木6:37→間明野7:30→御前の頭8:37→鳥屋の丸9:40→野脇の頭11:26→草原12:36〜13:12→中村17:16→車17:47→大月駅18:00→帰着20:10
<歩いた距離>山道13km 車道8km 計21km
<行動時間>6:37→17:47 歩行9:44 休止1:30 計11:14
<掛かった費用>¥1910
<使用地図>地理院2.5万 大月
<地名の異称>野脇の頭:真木称、野分沢のツメ。 吹切の峰・・・奈良子称
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p114

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