青山白雲  83.02.27箱根
 湯河原城山563m→幕山620m→南郷山610.9m→星ヶ山814.6m
日曜日 快晴 単独
<コース>湯河原駅→湯河原城山→幕山→南郷山→星ヶ山→根府川ねぶがわ

湯河原城山→幕山→南郷山→星ヶ山  小田原駅で下りを待っていると、臨時の御座敷列車が来た。始めて見る。ゆっくり出来るのはいいが停車している時はホームから珍らしそうに見られて、しょっちゅう飲み食いしてないと間が持てない気がするのは、余計な心配というものか。

  電車からは左手は海、右は今日登る箱根の山々、海沿いの山は初めてで、快晴無風、全山カヤトという幕山が楽しみだ。

 温泉町の湯河原駅より急なミカン畑の道を北上、イヌマキの大木が多く、ウメが咲いている。暖地なのでオオイヌノフグリ、ミツバツチグリ等がもう咲いている。

ハイキングコースは車道を横切りながら雪を着けた箱根の山波を北に望む地点に出た。手前にこんもり独立峰の幕山が在る。カヤトに覆われているが西南に岩がゴロゴロあり、一部は断崖になった奇相の山だ。

 ↓城山から岩戸山〜日金山
城山から岩戸山〜日金山  道は西へ緩やかに登り公園状で、登り着いた城山は土肥城跡の碑とあずまやが在る。

 西に箱根外輪山の海端になる岩戸山〜日金山、北に電波塔のある立沢山が近い。相模灘は房総半島、大島そして手前に初島が靄っている。眼下は真鶴半島〜湯河原の街。芝地で食事。

 北西へ向かい車道椿ラインに出て、白銀林道に接続。トンネルで今来た稜線の下を潜り、直ぐで北東に下る道に入る。

 両側に石塔が並び約200mで左少し登った所に"しとヾのいわや"が在る。頼朝が戦に破れ数人で逃れ、ここで3日を過し房州へ舟で渡ったという。いわやの中央を少量の滝が流れ落ちている。

 沢沿いに下るようになると、イヌガヤ、アオキ等が多い。そして新崎川沿いの車道に出る。
 ↓城山から幕山
城山から幕山  見上げる巨大な幕山、その岩壁にはクライマーが何人か取付いている。

 西南よりの急登路より最後は防火帯になり、刈払いされたススキ原の山頂はあちこちモグラの土の山がある。風景は無論今日一だ。

 北へ下ると又白銀林道へ、雪が多くなる。南郷山の道標より入るが密藪だ。稜線少し南で山頂、ここも360°

 これより北の道は藪酷く飛び出した防火帯より先は背丈より上の笹の密叢でこの先星ヶ山→白銀山→湯本の計画だが、仕方なく防火帯より仕事道で白銀林道に下り、先で星ヶ山に行けそうな道に又入る。

 ↓幕山から立沢山
幕山から立沢山  この辺スギ幼樹の大規模植林地で自然休養林とある。道は稜線に出たが右に捲くので藪を直進、赤い境界標を目印に進むが、星ヶ山三角点は雪で不明の儘通過。

 雪は40〜50cmにもなり倒れた笹で精力を費いこれにて打ち切りとし、見付けた仕事道で下山する。

 この道も迷い腰迄雪に浸かったりしながら漸く沢沿いの良い道となりゴルフ場への車道に出られ、海を見ながら延々根府川駅へと下った。

 ↓幕山から白銀山〜星ヶ山
幕山から白銀山〜星ヶ山 <コースタイム>出発5:55→湯河原駅7:38→城山8:48→幕山10:53→南郷山11:38→星ヶ山13:40→根府川駅16:55→帰着19:15
<歩いた距離>山道13km 車道18km 計31km
<行動時間>7:38→16:55 歩行8:30 休止:50 計9:20
<掛かった費用>¥1580
<使用地図>日地2.5万 箱根  地理院2.5万 箱根/小田原南部/熱海
<参考>新ハイキング誌 No.329湯河原城山  No.283幕山〜南郷山  No.327白銀山〜星ヶ山  No.317白銀林道

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