82.12.30/31奥秩父 雁坂峠→ 木/金 単独 <コース>塩山駅→新地平→雁坂峠→甲武信小屋泊→甲武信ヶ岳→三宝山→十文字峠→秩父湖 第1日 12/30(木) 快晴 雁坂峠→甲武信小屋泊
去年は風雪で展望ゼロだったが、今日は大快晴とあって張り切る。雁坂嶺、東破風山、その先の岩石帯が南方雄大な眺め、庭園状砂礫地では大菩薩〜天子山塊、そして眼下に広瀬湖が小さい。次の地点からは北に両神山のギザギザが見える。西破風山は展望なし、岩石帯の急降になり木賊、甲武信、三宝の三山が間近に姿を現した。
第2日 12/31(金) 曇、小雪後快晴 甲武信ヶ岳→三宝山→十文字峠→秩父湖 悪天は山頂部丈だったらしく間も無く快晴となる。後方に円い三宝山が見える頃、武信白岩山の岩頂直下に着く。岩登り難しく断念、でもここからでも展望は結構良い。雲取山、金峰山、小川山、南ア等、北西遥か下には梓山の平野部が・・・そしてシャクナゲが多くなる。大山からも素晴らしい眺めだが今日は行程が長いのでゆっくり出来ない。 十文字峠直前の栃本分岐より東南に折れる。直ぐで四里観音、この道は長いが(16km)地図を見ると大体下り一方らしい。コメツガの大木になる。おじいさんに逢う、話をしていると十文字小屋の主と判る。この先台風で崩れ新道が上の方にあるが、迷い易いので道標を付けて来たという。数ヶ所にダンボール製のがあった。 13:00三里観音へ、道は山々を北や南に捲いて緩やかに上下しながら、次第に高度を下げて行く。雪も北面だけとなり良い峠路だ。疲れて休んでいるとコガラが直ぐ前に群がりジージー、ピーピーと澄んだ声で鳴きながら飛び交い慰められる。真新しい避難小屋で二里観音、白泰山を過ぎると南和名倉山、北両神山が大きくなって来た。あずまやからはこれ以上無い位に和名倉山が迫り、巨大な根張りの左には三峰山、右に昨日今日辿った山々が夕陽にシルエットになる・・・ 両面神社から林道に出てほっとして食事、これが祟って16:04のバスを逃し16:52の最終も今日に限って運休とある。仕方なく国道を歩き出すが、約2kmで山好きの地元青年の車に拾われ秩父湖迄送って戴く。雲取は毎年行くそうだ。御陰様で湖からの終バスに間に合い有難かった。
(追記)1.81.12.30登らなかった木賊山は今度も1日目時間切れ、2日目ガスで
<コースタイム>第1日:出発4:50→塩山駅7:26→新地平8:40→雁坂峠13:14→雁坂嶺14:15→東破風山15:12→甲武信小屋18:00 第2日:出発7:30→甲武信岳7:48→三宝山8:24→武信白岩山10:00→大山10:40→十文字峠手前11:13→四里観音11:34→三里観音13:02→二里観音14:42→一里観音15:43→林道16:42→車に17:40→秩父湖17:50→帰着22:50
◎甲武信岳:甲州(山梨)、武州(埼玉)、信州(長野)三県の境。
千曲川→日本海、荒川→太平洋(東京湾)、笛吹川→富士川→駿河湾への分水嶺である。 |