青山白雲  82.11.03奥多摩 浅間嶺  せんげんれい 903m
水曜日、文化の日 快晴 妻と
奥多摩三山と笹尾根に挟まれた浅間尾根をハイキング。
<コース>五日市駅→北秋川橋→沸沢ほっさわの滝→時坂峠→浅間嶺→一本松→浅間尾根登山口→五日市駅

浅間嶺  バスの接続も良く8:30には北秋川橋に降りた。先ず片道10分の沸沢の滝を見に行く。箱根の酒水しゃすいの滝に似て2段だがこちらの方が美しい。周辺も綺麗だし滝壷の青味が凄い。ここ迄どんより曇っていたが、何時の間にか晴れ渡り爽やかな秋日和になった。
 ↓時坂峠より浅間嶺へ 背負っているのが82.07.04の2デイパック
時坂峠より  戻って林道と何度か交わりながら登ると静かな山村、時坂集落だ。秋一番遅咲きの菊キクタニギク(アワコガネギク)の黄色の花が路傍に。

 白地に灰色がかった小型犬が私達に従いて来た、手を出して呼ぶと知らん振りだが、歩き出すと又後をトコトコ、小社と御地蔵様のある時坂峠は休むに良い所だ。どこか行っていた犬は腰をあげて歩き出すと現れた。

 雑木の平らな道は又林道に、件の犬は横を擦り抜け林道を下りて行った。こんな光景が以前あった様な気がする。そうそう78.12.10丹沢三の塔に行った時、蓑毛から同じ振る舞いの犬が居たっけ。

 御前山〜大岳山大展望地に出る。林道も終り山道は先程の滝から来る瀬戸沢の源頭で、小屋がありクリンソウが群生していた。ひとしきりゴロ石道を登ると、秋の陽に輝く紅黄葉の雑木林となり山歩きの幸せな一時となる。11:10賑やかな浅間嶺山頂に着いた。鞍部に休憩所、WCがあり小広い芝地になっている。東へ一登りでサクラのある展望峰。三角点は西峰だ。栗御飯の昼食に。

 ↓浅間嶺より大岳山
浅間嶺より  休息の後尾根道を西に向かう。雑木、カラマツ、スギと色とりどりの良いコースだ。若夫婦と子供そしておばあさんの一行、腰つきといいその後逢う度の挨拶といい山馴れたおばあさんと観た。

 この日一番の展望地に出た、三頭山〜御前山〜大岳山の奥多摩三山、奥に雲取山、天祖山、七つ石山等の都県界尾根の山々。御前山の中腹には随分の高み迄延々続く湯久保集落には驚く。突然鎌を持った浮浪者風の臭い異様な男が来たので、身構えたが向こうから挨拶して過ぎた。

 一本松は直下を捲きその先で南へ下山、数馬下集落で林道に出て、形の良い三頭山をカメラに収め丁度来たバスに飛び乗る。浅間尾根は昔、南秋川に道無き時代荷馬が通ったそうで、馬頭観音等石仏が多いという。

<コースタイム>出発5:55→五日市駅7:48→北秋川橋8:23→沸沢の滝8:48→時坂峠9:44→浅間嶺11:16〜12:10→林道14:40→浅間尾根登山口15:17→帰着19:00
<歩いた距離>山道12km 車道1km 計13km
<行動時間>8:20→15:20 歩行5:30 休止1:30 計 7:00
<掛かった費用>¥4200
<使用地図>昭文社5万 奥多摩  地理院2.5万 猪丸/五日市
<地名の異称>浅間嶺→桧原山
<参考>小岩〜一本松〜 新ハイキング誌No.292

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