↓ムキタケ?
雪をすっぽり被った富士を見ながらバスは精進湖畔山田屋ホテル前へ、ホテルと駐車場の間から登る。フジアザミが大きい。クリ、マユミ、ミズナラの実が沢山落ちているジグザグ道は三っ沢峠に達し、精進湖、樹海、大室山等が見え北へ向かう。 ナンテンハギ、ノコンギク、リュウノウギク、ヤマラッキョウ、ヤマセリ、リンドウ、ヤマハハコ、アキノキリンソウ、ヤマトリカブト、ママコナ、ホタルブクロ、ヤクシソウの花々、そしてブナの枯木に50位着生した見事な茶色の茸、後で調べた所ではムキタケ(キシメジ科、秋群生、食用)らしい。
狭頂の精進山へ、一投足の三方分山共展望は素晴らしい。ハイキングコースと別れ釈迦ヶ岳へは頼りない道になる。小広い樹林のトリノ山は右折、ヌクド峠は左右切り立ち道は無いようだ。道は右へ捲き次の尾根で判らなくなる。
ここまではガイド通りだが引き返す。幾らも無いようなので手袋を嵌め藪に潜る。ニシキギ等の小木を押し分け、サルトリイバラの蔓を解き、サンショウやクマイチゴの棘に痛めつけられながら獣道等をしゃにむに突破、境界石があり右少しで釈迦ヶ岳山頂だった。10:30主脈が良く見えるここで食事にする。キンレイカ、センブリ、ハナイカリ、タムラソウ、コシオガマの花を見る。ある筈の石仏は見掛けなかった。