青山白雲  82.09.26天子 端足 はした峠→割石峠
日曜日 晴 単独
<コース>河口湖駅→本栖湖→川尻→端足峠→北の平の頭→割石峠→本栖湖→富士駅
 天子山塊、タカデッキ〜雨ヶ岳〜竜ヶ岳を目指すが、山頂雲、と藪で諦め周辺のハイキングに留めた。
       ↓パノラマ台と烏帽子岳、遠く王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳
端足峠

 バスが精進湖を通る時、大きな富士の手前に大室山が樹海の中に聳え、俗に"子抱き富士"と言うらしいが、今日富士は殆ど雲に隠れている。台風の影響で未だ各湖の水位は高く、各地で浸水しているそうだ。8:20本栖湖着、竜ヶ岳と湖の間の車道を行く。フジアザミが点々と咲く、他にヤクシソウ、ノコンギク、ゲンノショウコの花。

 9:00川尻、この辺少し低いので約50m、5cm水に浸かっている。仕方が無いのでジャブジャブ歩くが、この程度では中迄沁みて来ない。やはり山靴は違う。バンガローの中央を通リ少しで左に山道あり、端足峠への尾根も見えたのでこれに入る。やがて涸沢で判らなくなり方向として左へ取り峠への道標を発見する。

 原生林をジグザグ登って行く、山頂や湖を木の間越しに望見する良いコースだ。只今年は落葉樹の薄い葉は台風の塩害にやられ、焼けた様に縮れた葉が多く、紅葉も余り良く無いかもしれない。端足峠には10:00到着、風が強くなり雨ヶ岳も竜ヶ岳も雲の中、雨ヶ岳へ200m程登るが藪も凄く引き返す。

パノラマ台方向  竜ヶ岳へ向かうが少し先で、刈払道が南より登っておりこれは行けると喜ぶが、間も無く右へ捲いて仕舞い山頂へは諦めこの道を行く事にする。

 左笹、右植林の道を行くと、山頂より東南に派生する尾根道に出た。リンドウ、センブリ、ヤマトリカブトの花。11:30北の平の頭に着いたのでここで食事にした。富士、樹海、朝霧高原が雄大だ。

 東海自然歩道のWCやあずまやの在る地点にに下り着く、設備は荒れている。国道割石峠でもありバス時刻を見ると大分待つので本栖湖迄歩く事にする。竜ヶ岳の山裾をクネクネと5km、富士を見ながら行く。

 見かけた花々、セキヤノアキチョウジ、ススキ、イヌタデ、ナギナタコウジュ、アキノキリンソウ、ノコンギク、ヤクシソウ、ミズヒキ、ワレモコウ、ノハラアザミ、サラシナショウマ、マツムシソウ、ツリフネソウ、ミゾソバ、ヤマラッキョウ、ゲンノショウコ、ツユクサ、サワヒヨドリ、ヤマゼリ、アキカラマツ、ツリガネニンジン、コウヤボウキ、タチフウロ、バライチゴ、リュウノウギク、シデシャジン、ハンゴンソウ、ナンブアザミ、オヤマボクチ、キンレイカ、テンニンソウ、アキノタムラソウ、ノニガナ、カワラナデシコ、トモエシオガマ、オミナエシ、ヒメトラノオそしてピンクの実をたわわに付けたマユミの木。

 本栖湖でバスにギリギリ間に合い、牛が草を食む広大な朝霧高原を1:30も掛け富士駅へと向かう。

<コースタイム>出発4:20→河口湖駅7:25→本栖湖8:20→川尻9:00→端足峠10:00→北の平の頭11:27〜12:10→割石峠12:20→本栖湖14:01→14:04→富士駅15:30→帰着19:50
<歩いた距離>山道16km 車道6km 計22km
<行動時間>8:20→14:00 歩行4:40 休止1:00 計5:40
<掛かった費用>¥5070
<使用地図>昭文社6万 富士/5湖  地理院2.5万 精進
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p242

前へ   上へ   次へ  目次へ   青山白雲   リンクへ