青山白雲  82.05.23  丹沢主脈縦走
日曜日 前夜発日帰り 快晴 単独     塔ヶ岳〜蛭ヶ岳〜焼山
<コース>渋沢駅→大倉→塔ヶ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→姫次→黍殼山→焼山→長野→三ヶ木→橋本駅

丹沢主脈縦走  ブナの新緑の良い季節を、夜行日帰りで丹沢主脈を縦走する。蛙の賑やかな中大倉へ、大倉尾根は5回目だ。途中電池を換えていると、やって来た2人連れも電池を切らしたというので予備を分けてあげた。

 塔ヶ岳を過ぎる頃3:56朝焼けになり、ジュウイチ、ホトトギス、ツツドリ、サンコウチョウ等鳴き出す。今年はこれ等の渡鳥が少ない様な気がする。ゴヨウツツジの大木、アイボリの花が見事。オオカメノキ(ムシカリ)も咲いている。ブナ等新緑今が一番だった。

 7:11蛭ヶ岳へ、私達数人の登山者が休息していると、掛け声も勇ましくパーテイが桧洞丸方向より急登して来た。髭面のリーダーが重いキスリングを背負わされ、顔面蒼白となりよろける者を、容赦なく太い棒でばんばん叩いたり、脚蹴りしたりする。

 先輩の荷を更に乗せられ落として怒鳴られる者も。噂のしごきを目の前にして一同呆然となる。車座になり体操をし規律正しい様だが、これで山岳入部は減っているとか。

 これより裏丹沢、姫次へ向かう。トウゴクミツバツツジの咲く中、桧洞丸、大群山が堂々と見える。やがて鬱蒼とした原生林の平らな道になる。フタバアオイが小花を付けていた。

キジバト、アオゲラの声を聞く。姫次からは蛭ヶ岳と富士が見える。77.10.10省略した黍殼山に登る。柵を2回越え山頂には雨量局があった。木陰で1:00ばかり寝る。

 ↓竜ヶ馬場より大山 竜ヶ馬場より
 焼山は西の肩が大展望、奥秩父、大菩薩、奥多摩、道志、御坂と今迄登った山々が懐かしい。山頂には10mの展望塔があるが負けずに育った木々の為東方のみ。

 これより下山、ニシキウツギ、ヤマツツジ、ツクバネウツギ、コゴメウツギ、フタリシズカ、ハンショウズルの花々。長野より三ヶ木に出る。先週40km歩いたせいか山道27kmでも脚が吊らなかった。

<コースタイム>出発22:20→渋沢23:15→大倉0:08→塔ヶ岳3:46→丹沢山5:03→蛭ヶ岳7:11→姫次8:50→黍殼山9:53〜10:50→焼山11:31〜11:55→長野13:12→帰着15:40

 ↓蛭ヶ岳より 下草はバイケイソウ
蛭ヶ岳より <歩いた距離>山道27km 車道7km 計34km
<行動時間>23:15→13:12 歩行11:00 休止3:00 計14:00
<掛った費用>¥1170
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万 青野原/大山/秦野
<参照>
77.10.10姫次→黍殼山
78.07.02塔ヶ岳→丹沢三峰
78.09.10袖平山
79.07.23塔ヶ岳→蛭ヶ岳
81.09.13塔ヶ岳→蛭ヶ岳→桧洞丸
 ↓焼山より大群山 道志主稜
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