3年振りで愛鷹山に出掛けた。79.04.15あの時はお茶畑の新緑は少し早かったので、1月遅れの今月はよかろうと又同じ下山コースを取った。元気に先行する一家の話を漏れ聞いていると、御主人が以前登ったらしく、今日は奥さんと女の子3人を案内するらしい。良い天気ですねとお互いにっこり、子供達も張り切っている。
行手に黒岳がこんもり高い。寄生火山だそうだ。今日は途中のバスでは自衛隊を見掛けなかったが、登りだしたら間も無く撃ち始めた。車道を2km、大沢沿いの林道に入る、山菜を採る婦人、蛇を捕まえた男、聞くと食用にという。皆地元の人らしい。小祠より山道へ、無人トタン小屋の愛鷹山荘を過ぎると、稜線に出た。
まず右の黒岳へ向かう。富士、越前岳〜位牌岳そしてその間にある鋸岳のぎざぎざが凄い。鞍部の先にある三角点からは御殿場が一望だ。戻って越前岳への緩く長い道を登ってゆく。雑木のえぐれ道だ。北白ガレンが大沢へ急傾斜で大きく削いでいる。小頂の先は庭園状の"富士見台"この辺からブナが現れ亜高山の気配となる。
少しで最高峰の越前岳、賑やかだ。先程の家族連れは疲れた様子も無く食事中。展望は西南が良く靄の中にも沼津の海が微かに見えた。