青山白雲  82.04.25大菩薩 雁ヶ腹摺山1874m→楢の木尾根
日曜日 晴 単独
<コース>大月駅→金山峠→雁ヶ腹摺山→大樺の頭→唐松立→大峰→奈良子→大月駅

雁ヶ腹摺山  大月でタクシーに乗ろうと思ったが、未だ動いていない。仕方なく金山迄9kmを歩く。帰りのタクシーに聞いたら叩き起すと出たという。そう言われてもなあ。

 四国巡礼塔分岐より金山民宿村を過ぎ、道は土沢沿いの無舗装となり山峡へと入って行く。7:50山口館から先山道になる。

 ツツドリがボーボーと鳴き、ヤマブキ、トウゴクミツバツツジ、キケマン、ムラサキケマン、トウダイグサ、フモトスミレ、タチツボスミレ、エイザンスミレ、ハシリドコロ等の花々に迎えられる。スミレは道端一杯だ。

 土沢を何回も渡り返し、峠への指導標より右の支流沿い左岸を登る。伐採され峠が見える。8:53急登で金山峠に着く。360°で北にこれから登る雁ヶ腹摺山と途中から東に張出した姥子おばこ山が見える。

  下ると奈良子川の支流菅沢で"百軒干場ほしば"と言う所。カラマツが芽吹き始めている。ネコノメソウが咲き、ウグイスやコマドリが鳴く。これより"登り尾根"となり根気よく脚を運んでいると、もう沢山下りてくる人達がいた。無人雨量局を過ぎると"白樺平"ここから姥子山往復の予定だったがタクシーで稼げなかったので中止。広々とした尾根はカヤトの原あり、見事なモミ、ハリモミ、ウラジロモミ、ダケカンバの原生林で素晴らしい林相だ。

 11:14雁ヶ原摺山に着く。79.06.24大峠より登ってから3年振り。大峠は林道が開通したらしくハイカーがぐっと多くなった。少憩の後藪が予想される北へ向かう。コメツガが多くなり、雪も未だ少しある。尾根は幅広くか細い踏跡は直ぐ見失う。コルリか?ムクドリ位で背の青い鳥がぴぴぴぴぴっと鳴いていた。ボサと倒木を越え好もしい小笹の鞍部で一休み、しかしこれより身の丈を越すクマザサの藪になった。時々小笹の平地に出てほっとする。
 ↓金山峠より雁ヶ腹摺山 右姥子山
金山峠より  大樺の頭は展望ゼロ、何の風情も無い。藪は約3km続くが所々赤テープを見るようになり心強い。やがて北面大伐採地に出た。この辺平頂で唐松立と言うらしい。

 長峰、松姫峠、奈良倉山等が靄の中に見える。マンサクの花が咲いていた。この先読めない板切れが立木に打ち付けてあり、その方向に数歩行くと赤テープがあり又藪へ潜るようになる

 今度は赤ペンキになった。アセビの可愛い花、痩尾根の岩場ではイワカガミが群生(葉のみ)。伐採枝が邪魔だ。切口から水が随分出ているのはミズキだろうか。キバナシャクナゲの花を見付け遥々来た甲斐があった。泣坂の頭は未だ芽吹かないカラマツ林の平頂だった。そのまま行くと北へ下りてしまうらしいので戻り、右寄りに行くと大峰への尾根道が見付かった。

 16:14大峰へ、小祠があり東端が大展望地だ。少し戻ると刈払いされた良い道が南下しているのでこれを行く。途中東への道は発見出来ず時刻も遅いのではらはらする。西沢の頭で道は南西に急降、17:30崖地より梯子で奈良子川沿いの林道に下りられた。この谷は紅葉の時は素晴らしそうだ。ひたすら歩き天然記念物の"奈良子の大モミ"に辿り着くがもう暗くて定かでない。丁度帰りのタクシーが掴りほっとする。

<コースタイム>出発4:20→大月駅6:20→四国巡礼塔7:10→金山峠8:53<雁ヶ腹摺山11:14→大樺の頭12:20→泣坂の頭15:48→大峰16:14→林道17:35→タクシー17:56→帰着21:50
<歩いた距離>山道16Km 車道16km 計32km
<行動時間>6:22→16:56 歩行9:00 休止1:30 計10:30
<掛かった費用>¥3380(中タクシー1540)
<使用地図>昭文社4万 大菩薩  地理院2.5万 七保/大月
<地名の異称>金山峠→菅沢峠 大樺の頭→丸岳 泣坂の頭→スバノ山、地理院の大峰は誤記。
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p111〜113

☆奈良子の大モミ:根回り6.3m 目通し5.1m 高さ75mが折れ、折れ口から出た枝が主幹の代りをしている。 枝張り、東西20m 南北15m 高さ30m 大月市で最大。(解説板よりメモ)

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