青山白雲  82.04.11奥秩父 小楢 こなら1712.5m牧平まきだいら1358.3m
日曜日 快晴 単独
<コース>塩山駅→窪平→小楢峠→小楢山→牧平山→西保〒局前→塩山駅

小楢山→牧平山  快晴というのに甲府盆地に入ると靄っている。窪平でバスを捨て歩き始めると、行手に小楢山が峠を中心に左に幕岩のある西峰、右に東峰と双耳峰となり葡萄畑や桃畑の彼方に裾を広げている。

 道標は付近の屋敷や神社等名所の案内に忙しく、果てはジャンボ鶴田選手の生家というの迄あり、肝心の山道は農家の人に尋ねて判った。

 造林小屋の水場より父恋し道、母恋し道分岐を過ぎると明るいカラマツ林のジグザグになる。

 小楢峠より山頂は15分余、雪を被った奥秩父核心部が、カヤトとシラカバの錫杖ヶ原の北に堂々と連なり、金峰山の五丈岩も良く判る。又八ヶ岳、南アそして白山迄ちらっと見えた。富士山も切開きより展望あり。疎林の下でゆっくりと休み11:30には出発する。

 ↓西峰より幕岩と金峰山〜国師 北奥千丈岳 西峰より幕岩と金峰山〜国師 北奥千丈岳
 一旦焼山峠方向に下り捲道で峠に戻り西峰へ、巨岩"幕岩"を手前に据えての主脈の撮影が決まる。展望も申分なしだ。マンサクが1本咲いていた。これより先は歩かれない道とて地図、コンパスそして動物的勘の藪掻き分けになる。巨岩が未だ幾つもあり捲く。尾根も広く判りにくい。

 最近再測量されたらしい牧平山は特徴の無い静頂だった。次の鞍部よりの道も藪凄く敬遠して直進、岩塊は更に続き展望も良い。下り立った桑畑より少しで西保〒局前バス停に出た。甲府は何処もモモ(桃色)とスモモ(白色)の花盛りだった。

 ↓スモモの里より小楢山 スモモの里より小楢山
<コースタイム>出発4:20→塩山駅6:54→窪平7:15→父母道分岐9:37→小楢峠10:40→小楢山10:50〜11:36→西峰12:12→牧平山13:46→西保〒局前15:33→帰着19:30

<歩いた距離>山道14km 車道6km 計20km
<行動時間>7:15→15:30 歩行6:35 休止1:40 計8:15
<掛かった費用>¥2750
<使用地図>昭文社4万 奥秩父2  地理院2.5万 川浦/塩山

<地名の異称>小楢山:ナラ:古語、平坦地、緩傾斜地。・・・錫丈ヶ原を指す? 東峰:権鉢山(峰)・・・地元呼称。 西峰:大沢の頭 牧平山:妙見山
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p147〜148

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