青山白雲  82.02.07大菩薩 コンドウ丸1392m→大谷ヶ丸1643.8m
日曜日 快晴 単独
<コース>笹子駅→大鹿峠→曲沢峠→コンドウ丸→大谷ヶ丸→アモウ沢→遊仙橋→大月駅

コンドウ丸  中央高速を潜り畑の中を行くと、野良犬が何時の間にか後を追って来た。大鹿林道に出た頃は振り向くと素知らぬ顔で地面等を嗅いでいるが、歩き出すとどこ迄もついて来る。

 おいでおいでをすると少し躊躇しながらも近寄って来たので頭を撫ぜてやると、私の足を舐め今度は先に立って行くようになる。やがて前方を警戒しだしたので、見ると道の曲った先にハンターと犬達の一団が居たのだ。道を聞いている内に件の犬は猟犬の中に混じって仕舞った。

 ↓コンドウ丸〜大谷ヶ丸の防火帯より
防火帯より  石仏分岐を過ぎる頃、右手滝子山が高い。次の分岐道標が壊れ良く判らず左へ行くが、目指す大鹿峠へ越す送電線からは大分離れて仕舞い遠回りになる。

 雪は20cmとなりアイゼンを着用。8:50、78.11.03以来3年振りで峠に立った。ゴーゴーと凄まじい風音、南アの山波をカメラに収め、大谷ヶ丸へと向かう。

 大鹿山は平頂の好もしい小山だった。オッ立は捲くが、捲道の雪上に点々と血が滴っている。曲沢峠は木立の中だが小広い感じの良い所で食事にする。緩やかに登って行き、富士〜南アの好望地を過ぎるとカラマツ林に入り、コンドウ丸はだだっ広く通過、北が伐採され展望される。少し先では南方防火切り開きで富士の格好のカメラアングルとなる。大谷ヶ丸の双峰が高く見える頃は、南の滝子山は同じ位の高度になっていた。間の広大な"ひらッ沢開墾地"は大きく育ったカラマツの植林地だった。

 ↓アモウ沢乗越先より、小金沢黒岳〜大峠〜雁ヶ腹摺山
アモウ沢辺より  急登で11:24大谷ヶ丸へ、79.06.03以来だ。北峰は時間的に又も中止、この先大久保山への稜線を探すが不明、アモウ沢乗越と思われる所を過ぎた地点に、間明野方向の道標がありこれを下って見る。

 北方や東方の見える岩峰もあり良い展望だったが、何時の間にか尾根を外したらしくアモウ沢に下りて仕舞う。雪の下は氷結、その下を水が流れている。一枚岩を滑ったりの沢下り、やっと山道に戻れ恵能野川沿いの道に出られた。

<コースタイム>出発4:16→笹子駅6:36→石仏分岐7:33→大鹿峠8:50→曲沢峠9:30→コンドウ丸9:56→大谷ヶ丸11:24→アモウ沢乗越12:30→遊仙橋15:29→大月駅16:20→帰着18:10
<歩いた距離>山道15km 車道9km 計24km
<行動時間>6:36→15:27 歩行7:30 休止1:20 計8:50
<掛かった費用>¥1990
<使用地図>昭文社4万 大菩薩  地理院2.5万 笹子/大月
<地名の異称>大鹿峠→天神峠 大鹿山→雨沢の頭 曲沢峠→平ッ沢峠 コンドウ丸:甲州(笹子側)で小笊のこと、笊を逆さにした山型  大谷ヶ丸:オオヤ=大岩
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p102〜104

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