特徴の無い鳥屋山を過ぎ景色に見惚れていると、向うより何かぴょんぴょん飛んで来た。大きなノウサギだった。立止まったが又歩き出したのでおいでおいでをすると、驚いたらしいがさして急ぎもせず引き返し左の藪へと入って行った。呼ばなかったらそのまま擦れ違ったかも・・・
↓麻生山〜甲東権現山、遠くに奈良倉山、手前に扇山
11:00舟山に急登、平頂を過ぎると道は尾根を外れ北の若杉植林帯に下る。小広い平坦地より寺下峠が見下ろされ、行手に矢平山が大きい。 寺下峠とその先とも南方の見える芝地で、ハイカーが多い。10名位のハンターにも会った後、急登で矢平山へ、北の展望が良い。 旧大地峠は左折だがうっかり直進、辿り着いたピークは1本松のある甚之函山だった。一服の後引き返す。この辺一帯痛々しく大伐採、ゆえに好望でもある。 |
新大地峠よりはスギが成長した山域となる。千足峠らしい所を通過、13:45小祠のある平凡な高柄山に着く。そして矢の根峠(注2)より下山、鶴島に出ると天然記念物、ムクノキの古木が見られた。樹齢700年、根周り22mだそうだ。この山域大地峠以西がとてもよい雰囲気だ。
<コースタイム>出発4:16→鳥沢駅6:14→高畑山8:10→穴路峠8:34→倉岳山8:54〜9:20→立野峠9:46→舟山11:05〜11:31→寺下峠11:45→矢平山12:14→旧大地峠12:35→甚之函山12:40→新大地峠13:07→高柄山13:48→矢の根峠14:44→上野原駅15:30→帰着17:30
<歩いた距離>山道20km 車道6km 計26km
<行動時間>6:15→15:30 歩行7:20 休止1:55 計9:15
<掛かった費用>¥1330
<使用地図>昭文社4万 高尾/陣馬 地理院2.5万 上野原/大室山
<地名の異称>高畑山→高畑倉山、楢山 穴路峠→アナジ、アナシ=北西風のこと 立野峠→指峠 寺下峠→塩瀬峠 矢平山→ヤダイロ、カンノキソウリ
<参考>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p50〜53
(注1)高畑仙人に就いては、新ハイキングNo.361(67.02)の田中氏 、No.381(87.07)の小林氏の記事によると、当時73才の方で、猿橋に住んでおられたが、第2次大戦で1人息子が戦死、後を追うように奥さんも亡くなってから、ここに隠棲。娘さんが里に下りるよう頼んでも首を縦に振らず、この地で自由奔放に生きたという。
(注2)矢の根峠辺その後ゴルフ場の為道が変ったらしい。
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