↓破風山頂にて
笹平避難小屋より又長く苦しい木賊山への登りが続く。雪は30〜40cm、小雪がチラついて来た。山頂は後少しだが、分岐より南下する戸渡尾根(近丸新道)に入る。 氷結の急降でアイゼンを付ける。ダケカンバとシャクナゲの道はやがてヌク沢に出て、対岸の尾根を行くようになる。ガレが多く危ない。
林道に出たら箒の材料を取って帰る車がありバス停まで載せて下さる。バテ気味の犬を連れた中年夫婦が雁坂峠より下りて来た。タクシーの帰り車があり、1人¥800で行きますというので1人の若者と同乗、運転手は話し好きで甲府の四方山話のうちにあっという間に駅へ着く。 |
<コースタイム>第1日:出発4:15→塩山駅6:54→新地平8:44→雁峠11:06〜11:34→燕山12:25〜13:03→古礼山13:53→水晶山14:23→雁坂峠14:56→小屋入15:20 第2日:出発5:50→雁坂峠6:00→雁坂嶺6:57→東破風山7:47→西破風山8:20→戸渡分岐9:46→林道13:06→新地平13:43→塩山駅15:50→帰着18:10
<歩いた距離>第1日:山道9km 車道5km 計14km 第2日:山道13km 車道3km 計16km
<行動時間>第1日:8:44→15:20 歩行5:11 休止1:25 計6:36 第2日:5:50→13:43 歩行6:57 休止:56 計7:53
<掛かった費用>¥5970(中小屋素泊2100、毛布200)
<使用地図>昭文社4万 奥秩父1、2 地理院2.5万 金峰山/雁坂峠
<地名の異称>雁峠→秩父側の呼称、ツバクラノタル→甲州側。 古礼山→ヤニダチ・・・トウヒの一の瀬での方言。コレイ・・・・ギボウシの方言、コレイ沢のツメにある。古礼は当て字。 破風山:何所から見ても屋根の破風に似る。
雁坂峠:日本武尊が蝦夷地平定の為利用と日本書紀景行記にあり、日本最古の峠道に数えられている。戦国時代武田氏の重要な軍用道路甲斐九筋のひとつで狼火台があった。峠道は秩父往還と呼ばれ、旧中山道の熊谷と甲斐の甲府を結んだ交易と秩父霊場巡拝の道だった。98.04国道140号雁坂トンネルが開通。北ア、針ノ木峠2541m、南ア、三伏峠2580mと共に日本3大峠とされる。
<参照>甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 p130〜133
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