道は時々立派になるが数mと続かず、おおむね廃道に近い。又先日の台風で枝折れが激しくそれも歩みを妨げる。地図上の深沢峠乗越道は無し。境沢の頭手前で富士〜南ア〜茅ヶ岳が大展望となる。これより杣坂峠へ向かう予定だったが、広尾根で大分探したが判らず、古部山方向へと変更する。
↓境沢の頭より奥秩父主脈
しかしこの道も藪で下山迄悩まされた。シラヤマギク、リンドウ、ヤマラッキョウの花。1420mピークからは切れ込みの凄い湯の沢峠、堂々とした大谷ヶ丸、パッとしない滝子山等、この位置からは大分違った山容だった。 道は左折、すぐ右折して着いた新ハイ道標のある古部山は小静頂だった。勝沼尾根の途中より下るべく500m位行くが凄い藪になり引き返し古部峠に出る。
峠道も廃道化し諦めて更に南下する。次のピークで地元の人が3人山林の図面を拡げて思案中だった。ハッキリした境界が判らなくなったのだそうで、コンパスを貸してくれと言う。道を聞くと尾根通しに発電取水路への道を教えて頂く。迷いながらもなんとか1231.3mピーク、祠、音沢の頭、祠と通過、この先石灯篭と3段の石段もあり、安心したが又あやふやな道になる。落差150mの取水路沿いの石段に出てやっとほっとする。 |
<コースタイム>出発4:15→勝沼駅6:50→高尾山8:40→宮宕山10:10→境沢の頭12:21→古部山13:56→音沢の頭16:05→初鹿野駅17:28→帰着20:20
<歩いた距離>山道14km 車道3km 計17km
<行動時間>6:50→17:30 歩行8:50 休止 1:50 計10:40
<掛かった費用>¥2080
<使用地図>昭文社4万 大菩薩 地理院2.5万 塩山/大菩薩峠/石和/笹子 及び其の局部合成図
<参考>新ハイキング誌 No.313 甲州高尾山 田中氏 No.295 古部山 藤井氏 No.280 勝沼尾根 末国氏 甲斐の山山 新ハイキング社 小林経雄氏 P126〜128
<地名の異称>棚横手→大滝山 深沢峠→四っコンバ 三角コンバ→三っコンバ 音沢の頭→水野田山 コンバ:コバ:伐材を山降しに便利な位置に集めて置く所→休場
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