↓駒ヶ岳のハコネトリカブトとハコネザサ
山頂往復、大涌谷が僅か見える狭い所だった。戻って滑り易い道を下山に掛かると、アセビが相変わらず多い。 13:50人が多く車とスピーカーで騒々しい大涌谷へ。観光客に混じり一周600mの自然観察路の、一番高い所は噴煙で凄い。その先冠ヶ岳が高く聳え、硫気(硫化水素、亜硫酸ガス等)が立ち込め硫気荒原特有の植物群落を作るという。
40万年前噴火し20万年前2000余mで終息したという神山も、その後陥没と侵食を繰り返し現在の高度となり、その時の熔岩の通道(火道)が侵食から残されたのが冠ヶ岳で、溶岩流が仙石原を作ったという。現在の大涌谷の状態は火山活動の末期に見られるものとの事。しかし地面の小さな隙間から熱湯が噴出し、時折高まる鳴動を聞くと有史以来の爆発を起こした御岳を思い出し気味が悪い。