青山白雲  81.04.26奥多摩 高尾山600.3m小仏城山670.6m
日曜日 快晴 妻と
<コース>高尾山口駅→博物館→山上駅→高尾山→城山→小仏峠→高尾駅

高尾山  新緑の高尾山口駅に降りると、ハイカーの大群だ(私達も入れて)。先ず高尾自然科学博物館に寄る。ここはチラホラと静かなものだ。

 地形、地質、動植物の標本と解説。巨大な杉の切株の前で写真。メタセコイヤの化石がある。本物も館の敷地に何本かあった。50本位の樹種の切株標本もあり参考になる。

 リフトに乗る、天然、植栽と色々な植物に囲まれて登るこのコースは楽しい。カントウタンポポが態々植えられているらしい? 大杉の道を社殿へ、明日宮ヶ瀬に遠足なので止めにした娘に梟の笛を買う。奥の院を経て山頂へ、沢山ある土産店の隙間に露店もあり、サルノコシカケ、タラの芽の外エビネ、シュンラン、フデリンドウ、ジュウニヒトエ、イカリソウ等の山草を売っている。

 この様に店々、人々と山頂は大混雑なので早々に退散、裏高尾縦走路へと向かい、一寸した芝地で昼にする。引っ切り無しに行き交う様々な年代、服装のハイカーを眺めていると、何故か江戸時代の峠の茶屋での賑わいが連想された。目の前の草の中に小さくヒトリシズカの花を見付ける。この辺ヤマザクラが所々咲いている。其の他マムシグサ、クサボケ、ニワトコ等。
 ↓高尾山より城山へ
高尾山より城山へ  一丁平苑地で小休止の後一登りで城山へ、景色は霞んでいるが81.03.01と変わり人々・・・だ。これよりやっとハイキングの道らしくなる。峠で記念スタンプを地図に押して小仏川へと下る。

 キジムシロ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、タチツボスミレ、ヤマネコノメソウ、ニリンソウ、モミジイチゴ、コクサギ、ヤマブキの花々。林道に出ると、ナズナ、ジロボウエンゴサク、カキドウシ、クサノオウ、アケビの花。

 天然記念物のカゴノキの大木を見たかったので、高みに在る宝珠寺に寄ってみた。暖地性の常緑樹で東京では珍らしいという。小仏川沿いの道は旧甲州街道である。オニグルミは花房を長く垂れ若葉が出掛かっている。日影平ではカツラの林がこれも若葉を陽に輝かせ整った樹冠で美しい。

 ナチュラリストの足田輝一さんに依るとこの辺スミレの種類が多いらしい。(趣味の山野草81.04)途中車道歩きを避けるべく梅林コースに入ってみたが宅造化が進み余り良い感じではなかった。

<コースタイム>出発8:30→高尾山口駅9:30→博物館10:00→山上駅10:30→高尾山11:40→昼食12:00〜13:00→城山13:30→小仏峠14:20→高尾駅17:00→帰着18:30
<歩いた距離>山道8km 車道5km 計13km
<掛かった費用>¥3950
<使用地図>昭文社4万 高尾/陣馬  地理院2.5万 与瀬/八王子

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