猿橋駅には77.11.06以来3年ぶりだ。ガイドブック通りに水の干上がった桂川と葛野川を吊橋で渡る。・・・ と書くといい感じだが、実情はゴチャゴチャと新興住宅が建て込んだ高速道路の下を潜って行く。春日神社にはパーマネントコースのOLのポストがあった。最近山に夢中でOLからは遠ざかっている。 |
大月市営グランド辺りよりこれから登る百蔵山が迫り、そして振り返ると道志、富士等の展望。山道となりスギ林に入ると山の神の小祠があった。沢沿いから右岸に移り尾根に取り付くと、アカマツの植林になる。
9:50百蔵山着、草原にマツ、カシワ、サクラ等が植えられている。静かな山頂で、枯れても落ちずに何時までも付いている特性のカシワの葉が風でカサカサ鳴るのみ。雪を被った南方の山々を眺めながらサンドウイッチを食べる。
↓百蔵山〜扇山より麻生山と権現山
凍って滑り易い北面の道を下ると、カラスザンショウ等の雑木林を通して麻生山〜権現山の稜線が延々と続き、
77.11.23苦労した浅川峠辺りが懐かしく望まれた。 道が平坦になると根と言い枝振りと言いくねって荒々しいアカマツの古木が在った。折れた大枝、地面から曲がって立ち上がった幹等、自然の厳しさを現しているが、足場が悪くて上手く撮れない。
コタラ山へ落葉を踏み直登、雑木の円やかな静頂だった。坦々と行くと南方伐採地に出た。氷結の登りになると女性が2本歯アイゼンですたすた下りて来た。私は着脱が面倒なので未だ着けて無い。大久保山を過ぎると俄かに賑やかになり扇山々頂は20〜30名程居る。雲が出て来て権現山以外は視界不良。 |
13:10出発、氷結と霜解けで滑り泥だらけ。杉の植林ばかりで横山厚夫さんが何処かで言っていた深山幽谷の気分等は感じられない。唯この先金毘羅神社の小社では、陽を受けた石仏にほのぼのとさせられた。新田の集落より大野貯水池へ、水鳥が沢山居着いている。横に御春山が築山宜しく添えられていた。
<コースタイム>出発5:55→猿橋駅8:07→百蔵山9:50〜10:20→扇山12:40〜13:10→大野貯水池15:00→四方津駅15:40→帰着17:30
<歩いた距離>山道11Km 車道8km 計19km
<行動時間>8:10→15:40 歩行5:50 休止1:40 計7:30
<掛かった費用>¥1270
<使用地図>昭文社4万 高尾/陣馬 地理院2.5万 大月/上野原
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