青山白雲  80.12.31奥秩父 三窪高原
<コース>塩山駅→裂石→柳沢の頭→ハンゼの頭→板橋峠→白沢峠→芹沢→塩山駅
木曜日 快晴 単独
  三窪高原
 年末年始の山、笠取山〜飛竜山を目指すが藪、雪、足痛に悩まされ時間切れとなり、白沢峠で下山する。"日本山名辞典"にはこの峠しか載っていない位で少し無理なコースだった。展望は第一級で又ここだけで来たい。

 裂石より青梅街道を柳沢峠へ2km北上、林道に入る。尽きた所で堰堤を渡りジグザグの急登の末稜線へ。雪が20cm、ロングスパッツ着用。藪道を迷いながら1518m峰に着く。笹とボサ藪激しく、又太腿の付根が左右痛くなる。50m置き位に4人の地元ハンターが居た。

 11:30柳沢の頭着、これより道も良くなり指導標もある。三窪高原はあずまや、WCあり。レンゲツツジの季節には大勢来るようだ。ハンゼの頭は木1本無く360°シャッターを切りまくる。雪の中稜線より左右に走る獣の足跡のみ。

   巨大な電波塔脇を行くと又草原。大菩薩嶺や黒川鶏冠山が間近に堂々。北は奥秩父主脈の山々が西より奥千丈岳、国師岳、甲武信岳、破風はふ山、笠取山、唐松尾山、竜食りゅうばみ山、飛竜山と続く。

   ↓柳沢の頭より 柳沢の頭より
 この先斉木林道は笠取山迄続くがその遠い事、廃道で車が来ないのは良いが単調で飽き飽きする。そして白沢峠でもう16:15となり打切りとする。西カラマツ越しに乾徳山、黒金山が夕日にシルエットだ。トップリと暮れた頃秩父往還に降り立つ。

<コースタイム>出発4:15→塩山駅6:54→裂石7:30→柳沢の頭11:30→ハンゼの頭11:55→板橋峠13:15→白沢峠16:15→芹沢17:40→帰着23:00

   ↓ハンゼの頭より北奥千丈岳        ハンゼの頭より北奥千丈岳
<歩いた距離>山道19km 車道5km 計24km
<行動時間>8:00→17:40 歩行9:00 休止:40 計9:40
<掛かった費用>¥2750

<使用地図>昭文社4万 大菩薩・奥秩父1  地理院2.5万 柳沢峠/大菩薩峠
<地名の異称>柳沢の頭→西嶺、象山 斉木林道→笠取林道
<参照>車窓の山旅、中央線から見える山(山村正光氏)p108

   ↓斎木林道より竜喰山〜飛竜山 右上丸いのはヤドリギ 斎木林道より
(注)地図の"森泉郷"はネットで色々調べてみた。はっきりした事は判らなかったが、深静峡とも云い頓挫したレジャー施設か別荘のようで、最近流行の廃墟探訪や心霊スポットの舞台になっているらしい。

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