80.07.06箱根 金時山 1212.5m 日曜日 晴後曇 単独 箱根外輪山北部縦走 <コース>新松田駅→関本→最乗寺→明神岳→火打石岳→矢倉沢峠→金時山→足柄峠→駿河小山駅
花盛りのノイバラの繁みを掻き分け縦走路に出ると、少し霞んでいるが最高峰の神山が火口内に良く見える。これより金時山迄外輪山の北部を縦走する。金時山は北側特に急だ。ハコネザサの草原にノイバラやシモツケが沢山咲いている。展望は申し分ないが遠くは靄だ。 火打石岳は北を捲く。この手前からの明神、明星の形が良く、下方に仙石原が箱庭状だ。この道どこまでもオオバコ、ハルジオン、イタドリ、ドクダミ、オランダミミナグサ等が見られ、種が靴底に付着して運ばれたのだろう。
急登45分、13:00山頂へ。小屋は2軒ある。ガスが立ち込めて来て売物の富士山も駄目、金時小屋に寄ってみる。金時娘事、小見山妙子さんは、紹介された新ハイキング誌の評判通りの、感じの良いおばさんで、料理中のパーテイーも御馳走を上げたりしている。常陸の宮様が義宮時代に登られ、おばさんと記念写真を撮っている。皇太子様も登られた由。 小山町発行の「足柄山の金太郎」と云う小冊子と飴を求め下山、北へ急降振り返ると山頂のみガスの中だった。林道を行く、ナツグミ、ニワトコの実。ナツグミを食べてみると、戦前生まれた中国、大連でよく食べたユスラウメにそっくりの味だ。味の記憶も随分長くあるものだと思った。足柄峠は苑地になり展望も良く、マイカー、ハイカーで賑やかだ。一服の後矢倉岳を眺めながら2.5万図にある駿河小山への最短路へ入る。しかし藪、山抜け、川の様な道、で迷い1km、1時間も掛かり二度と懲り懲りだった。
<コースタイム>出発5:55→関本7:15→最乗寺8:10→反射板峰10:20→火打石岳10:50→矢倉沢峠12:15→金時山13:00→足柄峠14:30→駿河小山駅17:00→帰着19:20 |