青山白雲  80.04.20丹沢 山神峠
日曜日 曇時々小雨 単独
  山神峠
 ここの所天候がずっと不具合で山へ行けなかった。今日もパッとしないが大した崩れも無さそうと出掛けた。今日は世附ゆずく権現山の予定。

 私と同じ我慢の出来ない人達を載せたバスは、断崖に咲き乱れるヤマブキを見ながら酒匂さかわ川畔を行く。河内川に沿う頃からポツポツ来て、頂はガスの中、藪山は無理と山神峠越え、大石山に変更し玄倉に下車。新緑始まったばかりでミツバツツジが点々と咲き、ツボスミレ、タチツボスミレが道傍を埋めている。エイザンスミレも1株見付ける。

 東電の人達が各鉄塔に登り作業中。雨は止みそうに無く大石山を又も変更して雨山峠越えとする。塔の平を経て山神峠直前で巡視路案内板に秦野峠方向とありこれに入る。途中工事の方に御苦労様と声を掛けられ恐縮する。こちらも御苦労様大変ですねというと、ハイと笑っている。峠方向を聞いても良く判らず沢に出るとの事。

 その沢で足を滑らせ岩に尾てい骨を強かに打ちつけ又突き指もする。痛くてハイキングどころでなくなる。峠への分岐らしい所より、幅広い小菅沢の対岸へ、塔の平よりの確りした道が断崖で途切れた地点だ。上流へ戻り藪を突破して塔の平のベンチにヘナヘナと座る。

 東電の人達が一服にやって来た。ずっと天気が悪く痺れを切らして来てしまったというと、私共も工場が動かない休日が送電を止められるので来ているが、もう3回来て3回共雨ですと、でも今日が一番良い、こないだは風が凄く参りました、因果な商売ですと笑う。玄倉の民家に泊まっている由。

 バスや電車でも座っている方が辛い痛むお尻を堪えて帰り、温泉の素を入れた風呂に浸かり、薬を塗ったら大分楽になった。3点確保を怠った罰だ。この時より山では絶対に尻餅つくな、滑っても何処かを掴み衝撃を和らげる事を肝に銘じた。

<コースタイム>出発5:55→玄倉8:30→山神峠手前10:00→塔の平11:20→玄倉12:35→帰着14:40
<歩いた距離>山道8km
<掛かった費用>¥1540
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万 中川/山北

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