笹子峠には78.11.03旧道より登ったが、今日は前半、送電巡視路から行く事にした。最初の鉄塔より北へ登る道は笹子雁ヶ腹摺山へ直登出来るようだ。 　旧道に戻り矢立杉を経て峠には8:15着。これより1210m峰へ藪を急登、頂上近くで笹・雁・山や八ヶ岳、大菩薩等を望む。　 　雪上の踏跡程度、煩いボサ藪で捗らない。9:50三境、次の大洞山共に樹林静頂。木の間より富士、南アが見えた。摺針峠、南北に道下るが北は藪酷いとか。

　カラマツ越しに南ア等を見ながら、飽きるほど小瘤を上下、11:45ボッコの頭に着く、感じが前回のブナダツマそっくりの山だった。南ア、八ヶ岳、奥秩父、そして霞の彼方には北ア迄望まれた。

↓大沢山より黒駒釈迦ヶ岳 　この先の岩場で前方に大きく大沢山、右手に本社ヶ丸、奥に三っ峠、御坂黒岳、黒駒釈迦ヶ岳、左は遥かに滝子山を見る。黒岳〜御坂山直下に有料トンネルが貫通しており、その騒音が煩い。 　大沢山も樹林の静頂だった。駅へ近道と追分への尾根を下るが、迷い易く気が抜けない。今回は2.5万図を張り合わせコピーする、図幅の端に来る場合は便利だ。 　899m峰辺から中央高速トンネル入り口にある、排気装置の音がゴウゴウと煩い。

↓ボッコの頭より南ア 　モミ、カヤ、ツガが多いが枝おろしで歩きにくい。清水の湧く神社より甲州街道へ出る。 ＜コースタイム＞出発4:30→笹子駅6:35→笹子峠8:15→三境9:50→大洞山10:15→摺針峠10:35→ボッコの頭11:45〜12:45→大沢山13:30→笹子駅16:35→帰着19:40 ＜歩いた距離＞山道12km 　車道8km 　計20km ＜行動時間＞6:35→16:35　歩行8:00　休止2:00　 計10:00

＜掛かった費用＞￥1400
＜使用地図＞地理院2.5万　笹子/河口湖東部
＜地名の異称＞大洞山→沖の山　大沢山→女坂山
＜参照＞新ハイキング誌No.281

（注）指導標は一切なし、1箇所、奥秩父〜四尾連湖の大縦走コースと紹介の古いのがあった。笠取山→大菩薩嶺→大沢山→黒岳→王岳→蛾ヶ岳→という長大なもので、3〜4泊は要するだろう。篤志家か山岳訓練用と思われる。