スギの植林をジグザグ登り、大安戸の分岐を過ぎ9:15番ヶ平着。直ぐで稜線の鞍部に出る頃はめっきり雪も多くなって来る。六郎小屋山方面藪なので今日は止めにして、西へ向かう。北面下の丹沢湖西端迄大伐採され、丹沢の全貌が現われている。目の前に大きいのは世附権現山だ。富士は上半分雲に隠されていたが、木の間越しに箱根、愛鷹が堂々と連らなり、そして海、大島、伊豆半島・・・
↓不老山より世附権現山 丹沢湖西端 主脈
10:00不老山へ、薄鈍ハンターに御用心とある。この辺より西南は国定公園外になる。相変わらず大伐採は続き、おかげで展望を楽しみながら世附峠へ。 これから行く湯船山と白倉の頭が南北に大きく裾を広げている。これより道は定かでなくなり悪沢峠は通過、峰坂峠には石のベンチあり。
ここからやっとトウヒ、ヒメシャラ、モミ、カヤ、イヌガヤ、ブナ等の混交林になって、山らしい雰囲気になり、樹氷も少し見られた。振り返ると不老山の形が良い。道は良くなり12:30湯船山着、壊れた測量櫓のある展望不良の小頂だった。今日はここ迄で戻りに決め、餅入味噌汁と鮑の缶詰で食事。時々吹く風で樹氷がパチンと落ちる外は静かだ。富士スピードウエイの音もするが遠くで余り気にはならない。 |
帰り道、見逃した数々の景色を新たにする。この辺からの菰釣山の堂々としている事。其の左甲相国境尾根が平らに延びる上に御正体山がチョンと頭をを覗かせている。藪の悪沢峠では芦沢への道に少し引き込まれ掛ける。
不老山からは谷蛾山を目指して下ったが、沢で道不明になり遅くなったので来た道へと引き返す。大安戸手前でトップリと暮れ、ヘッドライトを灯ける。ジグザグ道で判らなくなり困っていると山仕事の人が2人降りて来て、その後に従って山を抜け出せた。山の人の懐電は大きな強力な物だった。
<コースタイム>出発5:55→新松田駅6:50→山市場8:00→不老山10:00〜10:20→世附峠10:45→白倉の頭12:00→湯船山12:30〜13:15→不老山西肩16:00→山市場18:20→帰着20:45
<歩いた距離>山道26km
<行動時間>8:00→18:20 歩行8:40 休止1:40 計10:20
<掛かった費用>¥1300
<使用地図>昭文社4万 丹沢 地理院2.5万 駿河小山/山北
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