青山白雲  79.11.03御坂 三っ峠 1786.1m
土曜日、文化の日 晴 単独  三っ峠東稜→清八峠
<コース>東桂駅→湯の沢峠→三っ峠→清八峠→笹子駅

三っ峠  東京で一番人気のある山という。殆んどの人は表参道、裏参道から登り、府戸尾々根より下るらしい。私は殆んど登られていない東稜より、笹子へ抜けるコースを取った。

 東稜は新ハイキングで下山路として紹介されているのに拠った。79.06.24雁ヶ腹摺山よりの500円札の富士山、手前の稜線がこの東稜だそうだ。

 東桂駅7:00、ノコンギクの咲く清々しい朝の畑道を行くと、倉見山の右肩に富士が姿を見せていた。大きなアンテナの目立つ三っ峠山頂をバックに麓の紅葉をカメラに収める。山葵田から水がドウドウと溢れている。溪山荘という旅館があり、散策している宿泊客と挨拶を交わす。

 沢沿いの道はやがて湯の沢峠と思われる十字路に出た。少し先で右登山道、左山道の道標が木に立て掛けてあり、右へ行く。藪が凄く方々迷った末、小頂に登り着く。大幡の谷を隔て、本社ヶ丸〜鶴ヶ鳥屋山の稜線が北に堂々と連なる。ガマズミ、ツルウメモドキ、ムラサキシキブの実。道は踏跡程度となり薬莢が落ちている。猟師しか来ない支尾根に入ってしまったらしい。

 次の小頂は岩上で東180°の展望。ヒメイワカガミを見る。11:00昼食にする。これよりいよいよ道も判らなくなり、落ち葉ふかふかの歩きにくいのを、遮二無二高みを目指しヘトヘトでどうやら東稜に戻れた。歩き易い山道の有難さを噛締めながら軽く上下。12:15大久保山に到着、少し先の鞍部から断崖の彼方が良い展望だ。
 ↓湯の沢川より三ッ峠
湯の沢川より三っ峠  13:15やっと1770mのアンテナ峰に登り付く。大勢のハイカーでゴッタ返し、更にドンドン登って来る。木無けなし山は平頂で茶店が建ち並ぶ。90%が裏参道より、9%が他の道より、そして我1人藪コースより! 

 地肌の現われた所で食べていると、子供達の蹴散らす埃を浴びるので早々に退散する。御巣鷹山への鞍部は広くこの辺は静かだ。しかし山頂はアンテナ群に完全占領され入り込む隙も無い。回り込んで千段の滝沢へのコースに入って仕舞うが、此処で"カシヤ穴"という巨大な岩窟を下から見上げる。説明に"貸家"とある。帰ってガイドを見たら怪物の名だそうだ? 雨宿り出来る。

 元に戻り笹子への道を見出す。これからは道も林相も良く快適な山歩きになる。大幡山は御坂主脈の展望の良い平頂だ。その先送電塔の芝地も良い。カラマツの黄葉が見られた。大幡八丁峠は清八林道が登っているが送電線の巡視路があるせいか反対側の道は定かでない。清八山を右より捲き感じの良い峠に出た、これからは長い下り一方になる。北面一帯大伐採され殺風景だが、その代わり大菩薩方面の展望を愉しみながら下山出来た。

<コースタイム>出発4:30→東桂駅6:54→湯の沢峠8:30→開運山13:15〜13:45→清八峠15:30→笹子駅17:30→帰着20:00
<歩いた距離>山道15km 車道6km  計21km
<行動時間>歩行9:10 休止1:30  計10:40
<掛かった費用>¥1690
<使用地図>昭文社6万 富士/五湖  地理院2.5万 笹子/河口湖東部
<参考>新ハイキングNo.282 三っ峠東稜(末国氏)
<地名の異称>大幡八丁峠→宝八丁峠
(注)地理院でもこの山"三っ峠山"と書かれているが、奥多摩の"三っドッケ"と同じで、峠ではなく突起を意味するトッケから転化したものらしい。(御巣鷹山、三角点のある開運山、木無山の三山)

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