青山白雲  79.08.12〜14大菩薩 湯の沢峠
日〜火 夏休 山小屋、テント2泊  妻、娘と 車使用
テント、ガスコンロ、2000ccポリタンク等を用意  下調べ79.06.02/79.06.24

第1日 8/12 (日) 晴後雷雨 湯の沢峠、避難小屋泊
湯の沢峠 出発10:25→田野(昼食)13:00→登山口14:30→湯の沢峠小屋18:00〜19:15デポ→夕食19:30→就寝20:20

 中央高速を、大月で降り長い笹子トンネルを抜けると直ぐ田野の県道へ入り、この辺で弁当にする。峠迄の林道を辿るが工事中で已む無くUターン、登山口に戻る頃雷雨となりしばし待機。

 崖にカワラナデシコが鮮やかだ。16:40小止みになったので2kmの沢沿い道を、テント1、キスリング1、他にザック4、毛布1を2回に分け荷揚げする。2回目は暗くなったがなるべく懐電を点けずに歩く。グロッキー。

 高原は風があるので、今夜は小屋を使わせて貰う。デポ中に妻が支度した八宝菜とパンを懐電で照らして食べた。20:20就寝、備え付けのマットレスは湿気で使えず、シュラフ、毛布等で雨上がりの寒い夜を過ごす。又ネズミが煩さくて碌に寝られない。でも外に出て見るとすっかり晴れ上がり、月や星が素晴らしく皆を起こす。流星も2〜3ヶ見られた。

第2日 8/13(月) 晴 テント設営、高原散策、テント泊
起床4:30→黒岳中腹迄娘と散歩6:00→朝食7:00→高原散歩(3人)7:30→テント設営9:20〜10:00→昼食12:00→電波塔辺迄散歩12:30→夕食19:00→就寝20:00

 4:30小鳥の声で起きる。コマドリ、ジュウイチ、ホトトギス、ウグイス、シジュウカラ。妻はこの辺の標高でも高山病気味で気分優れない、で娘と黒岳へ登る。中腹の高原迄だが南アルプスや奥秩父がくっきり、八ヶ岳は奥秩父に隠れ、富士は大蔵高丸の肩に頭を出していた。散歩から帰ると味噌汁と漬物で食事。

 幸い妻の具合も良くなり、皆で湯の沢高原に出掛ける。南アや奥秩父バックにカメラタイム。暑さ知らずの良い空気だ。草花、圧倒的に多いのはオオバギボウシだ。次に多いのは紫穂のクガイソウ。次がウスユキソウ、ヤナギラン、コオニユリ、フシグロセンノウだろう。

 その他トモエシオガマ、ウメバチソウ、コウリンカ、タチフウロ、ウスユキソウ、キリンソウ、オミナエシ、オトコエシ、ヤマハッカ、キンミズヒキ、ヤマオダマキ、アキカラマツ、ノコギリソウ、マツムシソウ、ツリガネニンジン、シシウド、ワレモコウ、ヒヨドリバナ、オカトラノオ、ヒメトラノオ、ヤマヨモギの花々。木はヤマアジサイ。蕾タムラソウ、オヤマボクチ。種チダケサシ・・・

 9:20テント組立(ドーム型4人用)3人で40分掛かる。ガスがひっきりなしに去来、セーターでも平気だ。ラジオを聞くと下界は猛暑らしい。夕べは寝不足なので中でのんびり過す。しかし水場近くスペースの点便利なので食事は小屋でした。水場は急だが凄く冷たく手が痺れる位でビールを冷やす。カレーの昼食の後電波塔迄散歩、大きなグループのテントの跡あり。

 ラジオでは雷雨の予報だし凄い入道雲が湧いて来たので、何時でも小屋に逃げられる用意だけはする。夕食はスパゲッテイにインスタントすき焼だ。20:00テントで寝るが遠くで稲妻が走り一寸心配。しかし上空は晴れており夜半目覚めると風も止んだので、安心してグッスリ眠れた。

第3日 8/14(火) 晴  テント撤収 竜門峡ハイク
起床5:00→朝食7:00→出発11:00→登山口12:00→竜門峡(河原で昼食)13:00→帰着18:00

 ジュウイチのピイーピイーと言う鳴き声で目覚める。朝食を済ませお握りを作っておく。今迄一辺も人に会わない。小屋で荷物を纏める。大分減ったので、無理して1回で運ぶ事とする。余ったアスパラガス、ウズラの卵、コンビーフ等の缶詰を置き、掃除する。

 沢沿いを休み休み行く。沢筋の花々、ボタンズル、フジカンゾウ、イタチササゲ、フシグロセンノウ、ツリフネソウ、キツリフネ、ツリガネニンジン、ヤマホタルブクロ、メタカラコウ、ハンゴンソウ、アカバナ、ヤマゼリ、ヤマトリカブト。何処でもキツリフネはツリフネソウよりやや上に見られる。イタチササゲの花は黄色より褐色に変る所だ。ここで初めてキャンプらしい10人余の少年達が登って来るのに出会った。

 竜門峡では村営駐車場に入れ、釣橋を渡り遊歩道へ。樹々に表示板あり、ミズメ、オニグルミ、オオバアサガラetc。河原に降りて昼食。オニグルミの実を沢山拾う。18:00帰着、暑い。

<掛かった費用>¥740
<歩いた距離>山道往復5km

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