78.10.08奥多摩 三っドッケ1576.0m→蕎麦粒山1472.9m→川苔山1363.7m
日曜日 晴 単独
<コース>奥多摩駅→東日原→三っドッケ→花戸岩→三っドッケ→仙元峠→蕎麦粒山→川苔山→百尋ノ滝→川苔橋→奥多摩駅
満員のハイカーを乗せたバスは9:30東日原で私だけ降ろす。指導標より横鈴尾根に取り付く。日原集落を見下ろしながら100mばかり登ると最後の民家になった。おばあさんとおかみさんがお喋りしながら仕事中だ「お早ようございます、酉谷山はこの道で良いんですね」「この先にある小屋の脇を通って行くだよ、猪が出るでなあ気いつけるだよ」「はい」
滝入の峰は東の腹を捲いて行く。樹の間より本仁田山が見える。ミズナラ等のドングリが散り敷いている。西方雲取山の見える所で一服。9:50都県界尾根縦走路(都水源林巡視路)に出た。山頂は後にして雲取方向に進む。笹の刈払いがなされているが、路肩が崩れた所があり歩きにくい。
酉谷山迄は時間的に無理と景色の良い所を探す。一寸した枝道の先に断崖上、雲取山始め奥多摩全山が見渡せる庭園風の場所に出た。後で"花戸岩"というこの辺で名のある?展望地だと知る。丁度12:00食事にする。20万図を拡げて山座同定。これを彼方此方の山でやっている内にだんだん判って来た。見下ろす原生林の中に天祖山の社が見える。石灰採掘が迫り揉めている所だ。
結局三っドッケ頂上は省略、一杯水では柄杓に水を溜めて飲み力が付いた。ブナの巨木が点在する秩父側とヒノキ、カラマツの植林帯の都側。ハンターに会った位で仙元峠を過ぎ、シシガシラの見られる道を2:10蕎麦粒山到着。山頂は狭いが形から山名の由来となった岩に登ると、奥武蔵の山々と川苔山が展望された。
防火線を降る。大きなオヤマボクチの花群生。ハンゴンソウも2mで壮大だ。カメバヒキオコシは萼丈だが赤いので花みたいだ。その他ヤマトリカブト、リンドウ、ゲンノショウコ、ヤクシソウ、アキノキリンソウ、シラヤマギク、シオガマギク、セキヤノアキチョウジ、ヨモギ、ヤマゼリ、ノハラアザミ、ヤマハハコの花々。
都県界尾根と別れ、日向沢の峰に登ると、今迄歩いた尾根を振り返える事が出来た。本仁田山より駅へ直行としたいが、時間的に無理と判断、展望の良い曲ヶ谷北峰より川苔山へと着く。手前の小屋は無人だが泊まれそう。夕暮れが迫り景色もそこそこに下山。"百尋ノ滝は"2段の見事な滝だがすっかり暗くなり気味が悪い。懐電使用となりやっと6:00林道へ出られた。
<歩いた距離>山道22km 車道2km 計24km
<行動時間>出発5:55→東日原9:30→三っドッケ下11:30→花戸岩12:00〜12:45→三っドッケ下1:15→蕎麦粒山2:10→川苔山4:30→奥多摩駅7:15→帰着10:10
<掛かった費用>¥1350
<使用地図>昭文社5万 奥多摩 地理院2.5万 武蔵日原/奥多摩湖
<地名の異称>三っドッケ→天目山 川苔山→川乗山
前へ
上へ
次へ
目次へ
青山白雲へ
リンクへ
|