青山白雲  78.08.27奥多摩三頭山 笹尾根縦走笛吹うずしき峠→相模湖)
日曜日 快晴 単独
 78.05.28三頭山→小棡峠迄の笹尾根縦走の残りを歩いた。途中下山ではバスの便が悪く、高低差もあまり無く歩き易そうなので相模湖駅迄歩いてしまう。足には気の毒な一日だった。(山道26km)
<コース>五日市駅→笛吹入口→笛吹峠→丸山→小棡こゆずり峠→土俵岳→日原ひはら峠→浅間せんげん峠→熊倉山→三国山さんごくさん生藤山しょうとうさん→連行山→醍醐丸→和田峠→陣馬山→明王めいおう峠→相模湖駅

笹尾根縦走

 AM9:20笛吹入口下車。前は小棡峠よりここ笛吹集落に下りたが、道や樹相が良いらしいので笛吹峠道をとる。しかし道としては小棡峠道の方がよっぽど良い。レンゲショウマ、キバナアキギリの花を見る。今ヤマハギを始めとして萩の類が咲かんとしている。菊はシラヤマギク、ノコンギクが咲き出した。

 10:35笛吹峠着。此の辺で見られた花々、ヤマホトトギス、ツリガネニンジン、シュロソウ、ノブキ、カメバヒキオコシ、ミズヒキ、キンミズヒキ、モミジハグマ、マツカゼソウ、ヤマアジサイetc

 小棡峠を過ぎ笹尾根縦走残り未知のコースに入る。11:40土俵岳着、昼にする。権現山、三頭山が望まれた。笛吹と同様石碑のある日原峠、この辺クマイチゴ、ノイバラ、クズ、ススキ等、夏草で山腹の捲き道が隠され歩きにくい。

 1:15浅間峠着。小広い台地に木が茂って涼しい。杉の大木が2本、その奥に小祠がある。多くの笹尾根の峠の中では一番良い雰囲気を醸している。栗坂峠は知らぬ間に通過、廃道か。熊倉山は展望無し。2:40三国山、キキョウが一本咲いていた。足が痛くなってきて揉みながら歩く。3:00生藤山、狭い山頂だがテーブルがあり展望は良い。此の辺から道も良くなり指導標も整備されて来た。

 連行山展望無し。醍醐丸手前で丹沢方面が良い。この辺で見られた植物。フシグロセンノウ、ツリフネソウ、ホタルブクロ、オミナエシ、コオニユリ、コウヤボウキ、ヌルデの花々。ヤマユリ、オオバギボウシ、ツノハシバミ、アオダモ、アブラチャン等の実。

 4:40和田峠の茶店でジュースを飲み、捲道もあるが最後の登り、木の段々を陣馬山へと向かう。もう山頂の茶店のおばさんが店仕舞いして下りて来た。「随分頑張るのね」と励ましてくれた。山頂は観光客5人程で静か、夕暮れの奥多摩をカメラに収める。

 これより幅広い道をヒタ歩き、5:30一人も居ない明王峠の茶店の腰掛で暫し横になり落日の石老山を眺める。これより相模湖迄下る一方だ。ヒグラシが鳴き始め山は一気に寂しくなって来た。相模湖が見える頃は急坂の悪路となり、懐中電灯も必要になる。カンタンの鳴く中、杉木立ちの立派な与瀬神社に下り立ち、今日一日の無事だったお礼をした。帰着8:50

<歩いた距離>山道26km
<行動時間>出発5:55→笛吹入口9:20→笛吹峠10:35→浅間峠1:15→陣馬山4:50→明王峠5:30→相模湖駅7:05→帰着8:50
<掛かった費用>¥1940
<使用地図>昭文社5万奥多摩 4万高尾/陣馬 
         地理院2.5万猪丸/五日市/与瀬
<地名の異称>連行峰→連行山 篠窪峠→醍醐峠 土俵岳→笹平の峰 生藤山→キットサン 陣馬山→陣場山  
追記:三国山を三国峠とも言うが峠はドッケ(突剣)の転化らしく、三国山と同じ(かながわの山より)

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