9:30塔ガ岳着。既に30人あまりが休んでいた。低い所は雲だが上は晴れ、無雪の富士がそして、蛭が岳、鍋割山等近くの山が雲の切れ間に望まれる。お茶とナッツで30分程休憩する。
出発、途端に素晴らしいブナの原生林に入る。三峰の終り迄ほぼこの状態だ。チョッキンチョッキンと鳴く鳥あり。又ビービーと言う声、鳥だと何かで最近読んだがどんな鳥か忘れた。(注2)これがわりとうるさく三峰まで付いて廻る。しかし山らしい雰囲気を醸し出してもいる。他にウグイス、コジュケイ等。コハウチワカエデが多い。ヤマオダマキの花を見る。
↓丹沢山の鹿
11:00丹沢山。数パーテイに混ざり木陰で昼食。傍でシカが草を食べていた。みやま山荘で飼っているのか。その内寝そべって皆を見ているのが可愛く写真に撮る。 この山頂は小広い草原だが、展望は無い。三郡(愛甲、津久井、足柄上郡)の境なので"三境"が正しかったのだが、地理院で何故か丹沢山と記して以来この名になってしまったそうだ。
一寝入りして11:50出発。今迄10km、これから11km丸々山道、かなりハードだがバイケイソウの大群生に励まされる。野生のシカも目の前に、サルオガセの付いた樹も見られる。オカトラノオが大群生、アカショウマ、コアジサイが薄暗い中白と紫で点々と咲いている。ほかにツクバネソウ、ウツギ、ヤマムグラの花々。エビガライチゴは実を付けこれは何から何迄赤毛むくじゃらだ。ツクバネウツギは花は落ちているのに、ツクバネ型の萼片が後に残りまだ咲いているようだ。 |
ヤマヒルが腕に食い付く。ホオノキとヤマボウシが咲いているが何れも上向きに咲くので、ヤマボウシは低木で見えるが、ホオノキは大木になり花が地上に落ちてそれと知れる。花は人に眺められるのが目的では無いのだと思い知らされる樹だ。ブナの実が散り敷いている。このコース、5月下旬シロヤシオツツジが見事との事だ。
御殿の森には何か分からぬが凄い根張りの大高木が在り荘重な雰囲気を醸し出す。4:20馬場バス停、靴下に又ヒルが吸い付いていた。ほかのパーテイでもヒルの噂しきりだった。
一口メモ:ヤマビル対策=塩水に浸したタオルを、脚の回りに巻く。ヤマビルはナメクジと同じで塩に弱い。
<歩いた距離>山道21km
<行動時間>出発5:55→大倉7:00→塔ガ岳9:30〜10:00→丹沢山11:00〜11:50→丹沢三峰1:00〜1:20→馬場4:20→帰着7:00
<掛かった費用>¥790
<使用地図>昭文社4万 丹沢 地理院2.5万 青野原/大山/秦野
(注1)オーバーユース(過剰使用)による
(注2)ヤブサメらしい
(追記)丹沢三峰、地理院の東、中、西峰、前回の三頭山と同じでごちゃごちゃではっきりしない。本間、円山木、太礼とも民間地図も区々。一応推定で記入。
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