青山白雲  78.05.14 奥多摩 御岳山929m→大岳山1266.9m
日曜日 晴 妻と     馬頭刈尾根つづら岩迄
<コース>御岳駅→滝本→御岳山本殿→七代の滝→芥場あくたば峠→大岳山荘→馬頭刈分岐→つづら岩→千足→五日市駅

御岳山  妻はトレーニングウェアにOLシューズ、シーズンで乗り物はどれも満員だ。乗換えで時間を食い、ケーブル上の見晴台着は10:15になる。今日は靄が凄い。"神代欅"の巨姿に参拝客の驚きの声が上る。コースを外れ七代の滝へ下る。キバナアキギリが随分ある。滝はたいした事もなく観光客のゴミで汚い。ロックガ―デンが見たかったが又下りなので止めてコースに戻る。

 戻る途中にあるモミジの大木2人でつくづく見上げる程立派だ。登り付いた所に"天狗の腰掛杉"があった。ユーモラスな姿で、天狗ならずとも腰掛けてハイカーを見下ろしたい形の巨木だ。何かに似ていると考え続けていたが、帰ってから思い出した。万博のシンボル塔(太陽の塔)ソックリだ。

 妻が大分バテて来たので、リュックの中身を半分移したり、落ち枝で杖を作ってやり、坂では其れで引っ張ったりした。濃紫色のハシリドコロの花は、葉裏に付いているので大方は気付かない。大岳山1km手前の平坦部で昼食にする。熱いインスタント味噌汁がうまかった。妻は頭痛がすると言うので、山頂は止めにした。

                           
 ↓天狗の腰掛杉
天狗の腰掛杉  チゴユリ、フモトスミレ、ネコノメソウ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオツツジ等を見掛ける。つづら岩の絶壁ではクライマー達が練習中、女性もかなりいる。彼等が付けたらしい地図に無い道がここより下っておりこれを利用して下山とする。           

 膝を笑わせながら急斜面を下りて行く。岩登りを終えたパーテイに道を譲る事数回、妻は癪だなあとぼやくが、如何ともなしがたい早さだ。遠くアルプスを目指す連中には、この辺の景色や草花はつまらないんだろう等と考えていると、3人組が追い越す時リーダーらしい方が「もう此の先で急坂も終わりです、休むに良い素晴らしい滝がありますよ」と教えてくれた。

      
 ↓大岳山へ
大岳山へ  なる程今度の滝は約20mもあろうか、垂直に近い鏡の面の様な棚を下る荘厳な感じのものだった。"天狗の滝"と言う。

 この辺ラショウモンカズラ、オノマンネングサ、ヒメウツギ、の花を見る。沢の水を魔法瓶に詰める。妻の頭痛はここまで下ったら治った。

<歩いた距離>山道9km
<行動時間>出発7:00→ケーブル頂上10:15→昼食1:00〜1:30→千足5:30→帰着8:15
<掛かった費用>¥3100
<使用地図>昭文社5万 奥多摩  地理院2.5万 武蔵御岳/五日市

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