青山白雲  77.10.23道志 御牧戸山1047.7m→ムギチロ903m
日曜日 快晴 単独
<コース>東野→久保→巌道がんどう峠→御牧戸山→巌道峠→ムギチロ→月夜野峠→東野

御牧戸山  三ヶ木みかげ迄のバスは子供の釣りが多い。騒ぐ子、静かにしろと顔を顰める子。何処何処で降りると良い、次だと10円高くなる。そんなのどうでも良いじゃないか。いや、10円払うかどうかの瀬戸際なんだと真剣。城山湖で皆降りる。

 東野で釣りの親子と下車。朝はもう日陰は寒い。両国橋へ向かう。道路の拡幅が完成し、メタセコイヤやユリノキ等が植栽されている。東野から久保迄の車道は8kmもあり、山に入る前に疲れてしまった。でもどっしりとした大群おおむれ山等、裏丹沢の山々が道志川の彼方に連なり慰めてくれる。

 10:00久保着。ガイド記事では"くみあい"という旅館の右手を入るとあるが分からず、丁度近所の家から出て来た人に訊く。小沢の右手から入り、道が別れても右へ右へと取って行きなさいと教わる。小さいが新しい寺を過ぎる。リュウノウギク、リンドウ、ヤマハハコ、オヤマボクチの花。   
 ↓大群山と富士
御牧戸山  厳道峠11:10、高圧鉄塔の芝生で食事にした。大群山や富士の眺めが良い。地図とカメラだけ持ち御牧戸山を往復する。NHKの中継塔がある。展望は無い。ただ途中に景色の良い所は一箇所あった。

 何時の間にか地図を落としていたので、帰りは気を付けて見付けられた。キバナアキギリ、フシグロセンノウの花。    

 安寺あてら沢へ下ると、強盗峠頂上⇒ の道標、二股道の右を行く。この道は地図に無く後で分かったが"東電巡視路"だったらしい。尾根と沢を何度も横切るこの道、崩れてヒヤッとする所もある。セキヤノアキチョウジが非常に多く、クジャクシダも群生していた。イワタバコらしい葉っぱも見られた。或る沢で洗面、さてと手を掛けた岩にマムシが居た。とぐろを巻き舌ペロペロ、そーっと迂回してほっとする。

 道は杉林を登る様になり、尾根に出た。ムギチロは捲いて過ぎたらしい。やがて月夜野峠に出た。又地図を無くした、今度は諦める。ここで以前時計の止めピンをなくしたっけ。この辺良く物を無くす地域?らしい。

 集落へと降り、両国橋の茶店でジュースを飲む。サイクリングの男の子がうどんを食べ終わり出掛ける所だ。茶店のおばさんが気を付けてね、車が多いからねと声を掛けた。今日は富士スピードウエイ見物で特に車が多いんですよと言う事だ。

(注)現在、厳道峠は久保〜安寺沢に車道が乗越している。
<歩いた距離>山道9km  車道11km  計20km
<コースタイム>出発5:30→東野8:15→久保10:00→厳道峠11:10→御牧戸山11:50→月夜野峠3:15→東野5:10→帰着7:30
<掛かった費用>¥1360
<使用地図>昭文社4万 高尾/陣場  地理院2.5万 大室山/青野原
<地名の異称>御牧戸山→鳥井立(地2.5万、H元年)  厳道峠 →岩道峠、強盗峠  ムギチロ→麦尻  月夜野峠→五差路峠、牛窪峠、平野峠(西側の山、平野山?)

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