青山白雲  77.09.11丹沢 鐘ヶ岳 561.1m
日曜日 晴 単独
<コース>伊勢原駅→広沢寺温泉入口→鐘ヶ岳→山の神峠→不動尻→煤ヶ谷→本厚木駅
 ↓足ヶ久保集落より鐘ヶ岳
足ヶ久保集落より鐘ヶ岳  AM:8:00広沢寺温泉入口着。鐘ケ岳の登山口は何処だろうと歩いて行くと、案内板があった。厚木市のもので、この山で見られる植物が説明されている。

 此処より足ヶ久保集落へと少し降りて行く。群生するツユクサの中に2〜3本白花が見られた。ツルボも沢山ある。指導標より石段を登ると、鳥居を潜る。頂上迄約40の石塔には、丁目が刻まれている。    

 鹿除柵に突き当たる。高さ2m、針金で確り縛られている。已む無く乗り越える。此れから蜘蛛の巣が凄い。目ぼしい樹には名札が付き勉強になる。

(花)シラヤマギク、マツカゼソウ、チジミザサ
(蕾)ミヤマシキミ
(実)ジャケツイバラ、ヌスビトハギ、アオキ

(他の草木)マメザクラ、シラキ、クロモジ、コクサギ、シラカシ、ヤブニッケイ、ムラサキシキブ、アワブキ、ツクバネウツギ、ヤブツバキ、タブノキ、ウワミズザクラ、イボタノキ、ダンコウバイ、アラカシ、スダジイ、クヌギ、ヤマザクラ、イヌツゲ、イヌザンショウ、ウリハカエデ、カヤ、スギ、アカマツ、モミ、クマシデ、イヌシデ、ケヤキ、ホオノキ、シロダモ、キブシ、エノキ、エンコウカエデ、ヤマボウシ、ヌルデ、サルトリイバラ、ヤジノ、オカメザサ、アズマネザサ、オオバノイノモトソウ、カンアオイ、エビネ
名札は草にも付けられているが、此方はハッキリしない場合もある。

鐘ヶ岳  やがてススキの藪を過ぎ100段位の石段を登ると、10:15石仏と大岩が在る山頂に着き、少しで荒れた浅間神社に辿り付いた。樹林で展望は無い。この先江ノ島が見える地点があり、そこで早昼にする。

 山の神峠付近で鹿が逃げるのを見た。トンネル脇林道に降り立つと、ジュース販売機があったが、全部売り切れで電気丈がブーンと唸ってもったいない。トンネル内は約400mだが水がポタポタ垂れて暗い。

 怖いので急ぎ通過明るみに出ると、女の先生引率の10人位の小学生が一斉に元気良く「こんにちは!」と挨拶してくれた。左手の崖から2段滝が落ち顔を洗う。タマアジサイが多い。イタドリの変種、花の赤いメイゲツソウを見る。

 不動尻から、かつての逆コースを行く。あの時と同じで釣り人やバーベキューの人々が多い。熊騒ぎももう無いらしい。ハンミョウが3匹も!美しい。1匹は"道しるべ"の別名通り、歩く先々を案内してくれる。川に降りて又顔を洗うが残暑厳しく直ぐベタベタだ。川筋の花々、ツリフネソウ、アキノウナギツカミ、キハギ、チカラシバ、フジカンゾウ。実物はガマズミ、クサギ。そしてヒガンバナの燃え咲く里へと辿り着いた。

<歩いた距離>山道9km 車道1km 計10km
<行動時間>出発6:20→入口8:00→鐘ケ岳10:15→昼食10:15〜10:45→不動尻11:30→煤ケ谷1:20→帰着2:45
<掛かった費用>¥710
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万 厚木

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