前回、樹の無い展望が良さそうな山だったので登ってみた。
＜コース＞新松田駅→田代向→大寺集落→権現山→宇津茂→新松田駅

田代向で下車。中津川を渡り左へ、地元の人に聞いてもよく分からず、教わるままに大寺へ廻る。"寄自然休養村"とて民宿、遊歩道などがある。ユキノシタ、マムシグサそして沢筋にはシャガが大群生。 　ポストがあり300m登ると、一軒家でミカンのモノレールが降りている。ポスト迄戻って別の道を見付け、これを行く。高圧鉄塔が現れる辺りから草原となり、道は無くなるが適当に登って行ける。 　11:00山頂へ。3等3角点。一帯は"神奈川造林公社"の杉苗植林地で展望は360度だ。前回、桧岳直登で苦労した尾根が北目の前に見えた。西は高松山の先に富士、北に丹沢最高峰、蛭ケ岳の主稜線。昼食。暑いがそよ風があるので楽だ。クサボケ、オオバギボウシ、ホタルカズラ、ナツトウダイ、の花が多い。下山、林に入るとマムシグサ、ナルコユリ、ホウチャクソウ、エビネ等。例の一軒家に出た。

＜コースタイム＞出発6:11→田代向8:30→大寺10:00→権現山11:00→宇津茂2:30→帰宅→5:00
＜歩いた距離＞山道6km
＜掛かった費用＞￥990
＜使用地図＞昭文社4万丹沢　日地出版 5万丹沢　　地理院2.5万山北/秦野

（追記）権現山の名称:　「日地」による。新ハイキング誌で地元名称として紹介された"シダンゴ山"が有名になり「昭文社」にも最近記載された。寄も「地理院」はヤドリキ、他はヤドロギ
（参考）新ハイNo.361　高松山〜ダルマ沢の頭〜シダンゴ山
（追記2）11.10.14の東京新聞によると、山頂に山名由来が刻まれた石碑があり、それによると、古代、この地に仏教を伝える仙人が住んでいた。仙人をシダゴンと呼んでいた。当時の中国の異称が震旦郷、シダンゴ（ウ）。いつしかシダゴンが転じてシダンゴ（ウ）になったと。