青山白雲  77.04.17丹沢 桧岳ひのきだつか1166.8m→高松山801.4m
日曜日 晴 単独
<コース>新松田駅→宇津茂→やどろぎ大橋→桧岳→秦野峠→高松山→尺里ひさり→高松山入口→新松田駅
桧岳→高松山

 桧岳〜高松山を計画したが、鍋割峠からだと大分掛りそうなので、2.5万図にある直登コースを行ってみたが、難行となり4km、1:00掛った。

 小田急朝の下り急行、大体登山者だが、それも殆ど丹沢だ。そして本厚木、伊勢原、渋沢、新松田と、それぞれ東丹沢、表丹沢、主脈、西丹沢と降りて行くが、渋沢が一番多い。

 新松田より、R246を山へ入ったバスは地元の人、登山者、釣り人等数名を乗せ狭い断崖の道を行く。やがて開けた盆地は宇津茂と言う集落だった。これから登る桧岳が左前方に聳え立っている。

 オタマの一杯いる田圃を通ると、ノキシノブが樹に着生していた。寄大橋着。山中にしては中々立派な鉄橋だ。後で分かったが、将来秦野峠〜工事中の三保ダム(丹沢湖)へ抜ける道が出来るらしい。

 "神奈川県寄青少年キャンプ場"を過ぎ、この辺と言う見当の所を登る。道は暗い樹林の中を行くが、やがてハッキリしなくなりとにかく尾根を辿る。OLコンパスを持参したので、地図と併用する。鹿除柵に沿い200mの急登は苦しい。今を盛りのスミレ達や、新芽の可愛いヤブレガサ等に慰められながら、やっと緩やかな草地に出た。そこから桧岳山頂は直ぐだった。景色は蛭ケ岳方向が良い。昼食。

 ↓宇津茂より権現山と右奥に桧岳
宇津茂より権現山  伊勢沢の頭辺りからは富士も眺められたが、道は藪っぽい。ホーケキョヨ、ホーホーキョ等下手なのを混ぜて、全行程でウグイスが鳴く。秦野峠からはやっと道らしくなり、指導標から杉の沢方向へ"神奈川造林公社"の杉林を行くようになる。

 権現山への道を分け、道は右、又藪っぽくなる。マムシグサ、アズマギク、オキナグサ、フデリンドウ、ミヤマキケマン、ナツトウダイ、クサボケの花々。

 この辺から、西方より"富士スピードウエイ"のレーシングカーの轟音が聞こえて来る。やがて道も良くなり、無線塔の在る高松山の小広い草原に出た。展望360度。既に3:30なので出発。

 もう道も良いかと思ったら、人が多いための逆の悪さで滑る悪路となり、仕舞った手袋を又取り出す。ようやく舗装路に出て、蜜柑畑の中を行くようになる。騒音の凄い東名高速の向こうに、お椀型の山が在る。地図を見るとズバリ、丸山243.5mだ。靴下が厚過ぎ午後になると痛くなったので薄手に換えたら楽になった。

 マムシグサの花が今日も多くあったが、物見峠等で見掛けたとうもろこし状赤実は、これである事を図鑑で知る。山では多いらしい。

<コースタイム>出発6:11 宇津茂8:00 桧岳10:45〜11:10 秦野峠12:30 高松山3:15 高松山入口4:30 帰宅6:10
<行動時間>歩行7:10  休止:40 計7:50
<歩いた距離>山道13km 車道2km  計15km
<掛かった費用>¥900
<使用地図>昭文社4万 丹沢  地理院2.5万  中川/大山/山北/秦野

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