藍は300万年〜500万年前に蓼科の植物として地球上に出現しました。 以後、藍は薬や染料として数世紀にも渡って世界中で尊ばれ、東南アジア、中国、朝鮮を経て日本に伝えられました。藍には肌荒れや冷え性を防いだり、 毒の殺菌や解熱剤としての効用があります。また、鎮静剤としての薬効もあるので、枕カバーや布団に利用すると安眠できるなどその潜在価値にはすばらしいものがあります。
原料のすくもは、赤茎小千本という種類の藍の葉を茎より取って水をかけ、 毎日、きりかえし(裏返す事)100日自然醗酵させたものです。 これは藍師の方から分けて頂いています。 そのすくもに、うちで灰汁(樫や椚)と石灰と日本酒を加え、半月ほどで藍液となります。