2001年4月28日(土)第3回新潟競馬第4日 晴れ 馬場:良
パドックには藤の香りが。
1R サラ系一般C3(イ) 1000m
ハヤブサアヤカは立ち姿がなかなか格好良い。レイクコンカラーは他の馬から離れて、ゆっくり、どっしりと歩いていて、逆に9番なのに7番目を歩いているシルクヘリオスは元気一杯。
ヘヴンズカントリーは止まれの合図の後、厩務員さんからにんじんをもらっていた。
レースは、最後の直線で何度もトップが入れ替わる混戦、内から脚を伸ばしたシルクヘリオスを外からヘヴンズカントリーが差しきってゴール。
2R JRA認定・登竜門競走 サラ系2歳新馬ロ 1000m
2歳馬達はどの馬もみんなぴかぴかで、顔があどけなくて、とってもかわいい。その中でも注目はナッツベリーの弟のハーディガーディ。人気も集めている。私としては、アルカング(ハイテンションパルの父。パルは2歳時大活躍だった。)の産駒、能試では一番時計のパープルオーシャンを応援したい。
勝ったのはラスカルハリケーン。2着はジョージシャトルの妹のミユキショウハク。新馬戦はやっぱり難しい。
3R JRA馬交流 エイプリルシリーズ第1戦
サラ系3歳A2・B選抜 1000m
今日の3R〜8Rは、JRA馬交流競走。後藤騎手を始め、結構有名な騎手が手綱を取る。
1戦目の新潟期待馬はタイトスイセイ。今期はA2を3着、B優勝戦を1着と好調で、デビュー以来通算3勝をあげている。前走も強かった。
パドックでは、JRAのスーツの厩務員さんを見て、雰囲気が違うなあと思った。返し馬も、新潟の騎手と中央の騎手ではやり方が違っていて、JRAの馬はぴゅーと行って、JRAの馬だけで固まって歩いていた。新潟の馬はいつも通り、1000m戦なので、一周回ってくる。
レースは、ハナを切り、離して逃げたアストレアグリーンがそのまま逃げ切り。タイトスイセイは直線で抜け出したが、2着止まり。3着にジャックハンマー、4着にガバリコウウンと、新潟の馬が3頭掲示板に載り、他のレースと比べて新潟勢の健闘が見られた。
4R JRA馬交流 エイプリルシリーズ第2戦
サラ系3歳A2・B選抜 1000m
未勝利と云えども、キャリア1戦、2戦というJRA馬、鞍上も後藤、秋山、江田照という有名どころが登場した4R。対する新潟勢で期待できそうなのは、B2勝ちのあるダイアンカラー、前走放馬してレースをしていないキンノヒトミぐらい。
パドックで、JRAのマウントエリートが馬っけを出して、びっくり。初めて見た。前を歩いていたシナノライデンがそんなに魅力的だったのかな・・・。
アクセストゥーユー(3着)はアルカング産駒。アルカング産駒のJRA所属馬というのは初めて見た。まだキャリア1戦で、栗毛が輝いているとてもきれいな牝馬で、後ろのダイアンカラーが暴れても我関せずという感じで落ちついていた。
レースは3Rに続き、JRAのレミーワールドの逃げ切り勝ち。1着から4着までをJRA勢が占めた。
5R JRA馬交流 エイプリルシリーズ第3戦
サラ系3歳A2・B選抜 1700m
サンライズトップはくつしたみたいな脚がかわいい。サンダーライアンはパドックで入れ込んでいて、私は何故かJRAの馬だと勘違いしていた。
シドニースターはゲートに突進したとかで、飛び出しそうになり、馬体検査の末除外に。(前走の十日町特別のときも放馬している。)
レースはまたも、1着から4着までJRA勢。最先着は5着のベストエーブ。新潟の馬がんばれ。
6R JRA馬交流 エイプリルシリーズ第4戦
サラ系3歳A2・B選抜 1700m
クローズラインが出走。お兄さん(パル)よりも働き者だ。この前(十日町特別)のときよりも元気そう。
1番人気のビックペガサスが、馬場入りしてから落馬したのか、ダートコース上で常石騎手が馬の手綱を持って戸惑っていた。厩務員さんが走って出てきて、再騎乗。
果敢にもハナを切ってペースを握ったのは新潟のカミノフイズ。しかし、4コーナーで追いつかれるとずるずると後退して、8着。クローズラインは終始中団後ろで、10着。落馬の影響もなくビックペガサスが楽勝。2、3、5着もJRA馬。4着はヤングマーチ。
7R JRA馬交流 第6回信濃川特別
サラ系一般A2・B選抜 1000m
今日、一番楽しみにしてきたレース。でも既に掛け金はほとんどない・・・。
何と言っても期待はマイショウパークとスマシガオ。(後者は単なる好み)パドックでマイショウパークがあまりに格好良いので、びっくり。若草賞の時は真っ赤なブリンカーで分からなかった。スマシガオは、この日のパドックでは文字どおりすました顔で、いつも、パドックではもっと噛みつきそうな顔してるのに、と思う。吠えそうな、というか・・・。(レディに失礼だけど。)
レースは、マイショウパークがハナを切り、JRAのエイシンミランが競りかけるような形、その後ろに少し遅れてスマシガオ。直線中央付近まではマイショウパークがトップだったのに、ゴール直前で後ろからJRAの馬が数頭どどっと来て、結局マイショウパークは4着。スマシガオが5着。
勝ったのは後藤騎手騎乗のカネツキャプテン。人気薄の馬で、JRA1、2着でも万馬券だった。この日はちょうどオグリキャップ記念の日で、オグリキャップ記念の日に、成績が振るわなかったオグリキャップ産駒が勝つというのも、喜ばしいことかな、と思った。
8R JRA馬交流 第6回万代特別
サラ系一般A2・B選抜 1700m
新潟の期待馬は、オープン戦でも良積のあるミスズトニーオー。他には、スマートなレッドスプリガン、美人なアイティプリンセス、この前までJRA所属だったハイソアラー、前走スマシガオの2着だったウイングッドラックなどが参戦。
先行したスピードパンチについていったレッドスプリガンだったが、3コーナー付近からずるずると下がってしまう。直線はミスズトニーオーが早めに抜け出したが、ワシントンヴェルデ、スピードパンチのJRA勢2頭が追いすがってきて、ゴール前は3頭接戦。結果、ミスズトニーオーが意地の勝利をもぎ取った。
9R サラ系3歳B3 1600m
祭りの後、という感じの平場戦。スタンドはかなり寒い。
スタンドで座っていたら、「抽選やりませんか?」とぬいぐるみの当たるくじ引き券をもらう。朝、先着順でもらえるくじでは、と思いつつくじを引きに行く。おじさん達は、くじ引き券をもらって、「これに当たったら、馬券も当たるぞ!」と言って走っていった。私は結局参加賞のボールペンをもらい、今日はぬいぐるみさえ当たらないのか、と思った。
レースは、ブリンカーを付けたブギーメサイヤがまず先頭に立つが、これをノックアウトが抜いていく。この2頭が並んで4コーナーを回り直線に向くと、直線中央付近でホークラベンダーが抜き去り、1着。ゴール前でもう一度ノックアウトが伸びて2着。
新潟の馬から馬券を買うせいで、さっぱり当たらず、メインレースのときにはもう馬券が買えませんでした・・・。(反省)
お客さんが結構多くさん来場していて、県競馬のためだけにこんなに人が集まるなんて、と少し感動。普段は見かけない、望遠レンズのカメラを構えている人もちらほら。JRAの馬も、新潟の馬もそう変わらないと思うのだけれど、彼らは普段何故来てくれないのでしょう。
何にせよ、交流競走は頭数が揃うのが良いです。新潟の馬はみんな過労ぎみなので、もっとJRAから馬を貸してもらえればいいのに。
ただ、新潟は馬が少ないだけに、自称A2、Bクラス馬が特に3歳馬に数頭見かけられたような気がしたのは、気のせい・・・かな。