ラジオ・シャック

不思議な真空管??

入手したジャンクの真空管に混じって,普段はあまり見かけない不思議なものがありました。
これは何でしょうか。

ガス入りサーマルリレー管

左側に見えるのがなぞの真空管で,「ガス入りサーマルリレー管」というものだそうです。「RGA−210(B2029)」と表示されているNEC製のものでベースはオクタルです。B電圧の印加を遅らせるために使うのだそうです。
RGA−210の内部はヒータとスイッチで構成されています。
左右にあって,縦に伸びているのはスイッチの電極を兼ねた金属製の板で右側の柱にはマイカで絶縁されたフィラメントと思われるコイルが巻いてあります。
また,右の柱の上部はスイッチの接点になっており,左側の柱からよこに伸びた薄い板の先端に付いた接点と向かい合っています。
接点は開いた状態になっていますが,最上部にある金具を回転させ,その軸部に設けられた接点を押し広げている円弧上の薄板の形状を変化させることにより,接点の間隔を変えて遅延時間を調節できるようです
 
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