ラジオ・シャック |
ラジオ・シャックの計測器
当シャックで所有している計測器です。シャックを開設して以来,譲っていただいたり,ジャンクをもらって来たりでほとんどが中古品ですが,自分なりに修理して使っています。
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オシロスコープ V-302 30MHz (日立電子) | ||
30MHzの2現象オシロスコープ(機能的にはシンクロスコープ)です。中古を譲り受けたのですが,特に整備もなしで動いています。 | ||
シンクロスコープ SS-5050 5MHz (岩崎通信機) | ||
5MHzの2現象シンクロスコープです。中古を譲ってもらったのですが,念のため250Vのケミコンを交換しました,輝度があまり上がらないですが,実用上支障なく使えます。V-302のバックアップ用としています。 | ||
CR発振器 MODEL 417A (菊水電子工業) | ||
5Hz〜500kHzの正弦波,方形波を出力できます。回路はウイーンブリッジ発振回路で, 周波数を変えるために大型のバリコンが使用されており,CR類の実装もプロならではの作りです。これはジャンク品としてもらったもので,最初はメータが壊れており,バリコンも回りませんでした。メータは渋川桑野電機の標準品に類似のものがありましたが,同じ定格のものが店頭にはなかったため,注文したら,倍以上の値段になりました。バリコンが廻らないのはダイヤル機構(ダブルギア)につながっているシャフトジョイントが破損しているためでした。このシャフトジョイントは,ダイアフラム構造のもので,今まで見たことがありません。手持ちの普通のタイト製カプラに交換して直しました。また,ダブルギアも分解してバネ圧を調整しました。ツマミも一部なかったため,適当なものを買い足して使っています。 | ||
ACボルトメータ MODEL 164D (菊水電子工業) | ||
入力抵抗10MΩ,フルスケール1mVから300Vの交流電圧計です。周波数帯域は5Hzから200kHzです。「ラジオのコレクション」のオーナ,井上さんから譲っていただきました。一部に接触不良ありとのことだったのですが,あまり気にならずに使っています。 ラジオのコレクション:http://homepage2.nifty.com/cesile/JF1GNY/JF1GNY_top.html |
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精密周波数カウンタ model 8060D (クラニシ計測器) | ||
10.0Hzから600MHzのディジタル周波数カウンタです。1977年製の中古を譲ってもらったのですが,十分使えます。 最近のカウンタのようにレシプロカル方式ではないので,長周期の波形測定はゲート時間が長くなり,結果が表示されるまで10秒ほど待たされます。 |
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テストオシレータ GRG-450B (GMINSTEK:Taiwan) | ||
次の標準信号発生器に比べると簡易型の装置です。100kHzから450MHz(96〜450MHzは高調波を利用)の高周波信号が得られます。現在,当シャックでは唯一の新品計測器です。ラジオ少年で頒布しているもので,ついに購入しました。この計測器のおかげで,スーパのトラッキング調整が格段に楽に,正確にできるようになりました。ただし,ダイヤルの目盛りは正確ではないので,周波数カウンタを組み合わせて使います。このテストオシレータにはそのためのモニタ出力があるので重宝しています。 | ||
標準信号発生器 MG645A (アンリツ) | ||
50kHzから1040MHz(9バンド)の標準信号発生器(Standard Signal Generator)です。SSGのSSGたる所以は、装置が完全にシールドされていて出力信号が外部に漏れず、出力が微弱なレベルまで抑圧でき、その出力レベルが直読できることです。 この装置では出力レベルを−30〜+130dBμ(−143〜+17dBm)に可変できます。信号原インピーダンスは50オーム、出力はN型コネクタです。なお、変調はAM、FMが可能で、AMは変調周波数、変調度を、FMでは周波数偏移を調整できます。AM/FM同時変調も可能ということですが、このような信号には遭遇したことがありません。これをどのような目的に使うのかは目下の処不明です。 |
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デジタルディップメーター DMC-230S (三田無線研究所) | ||
グリッドディップメータのソリッドステート化+デジタル版です。中波から超短波(400kHzから200MHz)までを8バンドでカバーしています。発振周波数がデジタルで表示されますので、精度の高い測定が期待できます。デジタル表示は5桁、分解能は10kHZ,1kHz、0.1kHzです。所有している実機では365kHzから208MHzまで発振します。 内部変調(AM、約800Hz)が可能です。単三電池またはACアダプタで駆動できます。用途としては、LC共振回路やアンテナの共振周波数の測定、発振回路の発振周波数の測定(ヘテロダイン周波数計)、高周波信号発生器、高周波におけるL,C、コイルの分布容量やQの測定、同軸ケーブルの電気長の測定、デジタル周波数計などです。 |
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デジタルディップメーター DMC-50 (三田無線研究所) | ||
上記と同様のデジタルディップメータです。長波から超短波(100kHzから50MHz)までを7バンドでカバーしています。デジタル表示は5桁で分解能は10kHZ,1kHz、0.1kHzです。所有している実機では96kHzから54MHzまで発振します。 | ||
Tr式ディップメーター LDM-815 (リーダー電子) | ||
9V電池駆動のトランジスタ式で上の2機種に比べると少し前の世代になります。周波数はアナログ式で回転ダイヤルの目盛を直接読みますから、精度はダイヤルの読み取り目盛で決まりますが、説明書には精度の記載はありません。中波から超短波(1.5MHzから250MHz)を6バンドでカバーしています。内部変調は約2kHzです。 なお、こちらはデジタル式と違い、電源をOFFして発振を止めれば、吸収型波長計にもなります。送信機の調整をしたり、簡易型の電解強度計としても使えます。 |
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標準C、標準Lと目盛付バリコン(VC-740) (三田無線研究所) | ||
左から標準C、標準L、目盛付バリコンです。標準Cはマイカコンデンサーで100pF±1pF(1kHz〜10MHz)、標準Lは高周波リッツ線単層ソレノイドコイルで100μH±3μH(1kHz〜5MHz)です。 目盛付バリコンは校正された直読目盛付(±2%)のポリバリコンで40〜700pF(100Hz〜25MHz)です。このバリコンには指定周波数で共振させたときのインダクタンス(μH)の直読目盛も付いていて、ディップメータと組み合わせて目盛上は0.055μHから1000μHまでのインダクタンスを測定することができます。 |
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Qメータ MQ-161 (目黒電波測器) | ||
コイルのQなどを測定でき、Qが10から600までを3レンジで直読できます。測定周波数は50kHzから50MHzの6バンドです。指定周波数で発振した状態ではコイルのインダクタンスを0.1μHから100mHの6レンジで直読できます。 また、コイルの捲き線による分布容量はC目盛を直読した静電容量の値から計算して求めることができます。ΔQの機能を使えば計算から複素インピーダンス(Z=R+jX)を求めることもできます。 また、オプションの補助コイルを併用すればコンデンサのQおよび静電容量の測定、あるいは高抵抗、低抵抗の値も測定できるとのことですが、残念ながら当局はこの装置用の補助コイルを持っていません。 なお、発振周波数ダイヤルの読みはバンドにより若干ずれている箇所があるので、周波数モニタ端子をデジタルカウンターにつないで使っています。 |
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真空管電圧計 SV-506 (三和無線測器製作所) | ||
真空管回路の測定に適した電圧計です。メータを振らせるブリッジ回路の12AU7と整流用の6AL5を各1本使い,DC電圧,AC電圧,抵抗値が測定できます。レンジはDC/AC1.5Vから1500V,抵抗10オームから10Mオームで,DCVの全レンジで入力抵抗は11Mオームです。 抵抗値の測定のために普通の回路テスターのように1.5Vの乾電池を内臓しています。入手した際,乾電池は新品と交換しました。なお,乾電池への接続はリード線をハンダで電極に直付けしています。 電圧測定の際,レンジを切り替える度にZERO調整を行います。DC電圧の極性はパネルのスイッチで切り換えます。AC電圧は実効値とPeak−Peakの両方の目盛りが付いています。高周波電圧はDC−レンジで最大30Vまで測定できるようになっていますが,これには検波器の付いた専用のプローブが必要です。入手した時にはRFプローブはありませんでしたので,機会があれば自作したいと思います。 |
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自作のプローブ | ||
ACボルトメータ(MODEL 164D)と真空管電圧計(SV-506)のためのプローブです。秋葉原で同様の完成品が売られていますが,シールド線などを使って安価に自作できます。 左はACボルトメータ用で,メータ側の入力がM型であったため,M−BNC変換のコネクタを秋葉原で買いました。なお,同軸線は構造上硬いので,取扱いが不便ではないかと思い,シールド線にしました。シールド線は同軸線くらいの太目のものが良いです。 右は真空管電圧計用プローブです。この電圧計の入力はM型に似ていますが,中心電極の形状が異なります。このコネクタの名称は知りませんが,3Cケーブル用M型コネクタを改造してプローブを作りました。プローブの先を大き目のICクリップにしたところ,使いやすいです。改造の方法については次の記事をご覧ください。 |
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真空管電圧計用プローブの改造したコネクタ部分です。この改造については,以前,インターネットで話題になったことがあり,先輩方のお知恵を拝借して作ったものです。要は,M型コネクタ(オス)の中心電極を根元近くで切断し,ハンダで埋めるというものですが,多少のコツがあります。ニッパで電線を切るときのように切断すると,パイプ状の電極は意外と軟らかく,切断箇所で変形してしまいます。(1個目はこれで失敗しました。)そこで,周りを傷つけながらソロリソロリと切っていくのです。切断の目標は根元のベークから約1.5mmの位置で,ヤスリの仕上げしろを余分にみて切断します。上手に切れたら,所定の寸法になるよう切断面をヤスリで平らに仕上げ,中心の穴をハンダで埋めます。 | ||
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